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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
クイーン 現る
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なく敗れている。



だが



「そこォッッ!!」

跳び上がるブレイド。
剣を構え、ライトニングスラッシュを発動させて突っ込んでいく。

だが、そこに向かって鞭が飛んだ。

バチィッッ!!とその先端が音速を超え、ブレイドの左手を弾き飛ばした。


「ガぁっ!?」

そして、バラバラとカードが落ちる。
JとQの二枚が宙を舞う。

ブレイドが通常フォームへと戻り大地に堕ちた目の前にJのカードが。


そして、Qのカードは鞭を手にした女の足元に。


「な・・・・・」

「待ってた。この瞬間を」

スッと足元のカードを拾い、ブレイドの元に集まるライダーたちを睨みつける女。




「これで、クイーンのカードが四枚揃った!!!」

今さっきブレイドから奪った一枚。
そして、事前に盗まれていた三枚。


計四枚のQのカードが、一か所に集まったのだ。
そして、女がバックルを手にする。

それは、レンゲルのバックルと酷似していた。
ただ、描かれた意匠が「Q」であることを除けば。


バックルにカードを近づける。
すると四枚のQが光り、一枚のカードへと融合してしまったではないか。


「な・・・」

「に・・・・?」



カシュッ!!バチッ!!

女がバックルにカードを挿入し、腰に装着する。
そして、親指でスライドさせて押し開け


「変身!」

《open up》

変身した。



「これで!!これでやっとあんたたちを倒せる!」



そいつは、先ほどの睦月の言葉を借りるのならば、仮面ライダークイーンであった。
マスクのモチーフが「Q」であり、四肢それぞれに「Q」のカードに封印されているアンデッドの意匠があった。

握る武器は鞭。
醒鞭ウィップラウザーだ。


戦わせていた三体のアンデッドを手元のカードに戻し、四人に対し、この女ライダーは宣戦布告をする。


「絶対に許さない。ブレイド、ギャレン、レンゲル、そしてカリス!!!」

「な、なんでだよ!?」

「というか君、それをどこで・・・」


「なんでだって?どこでですって!?そーんなこともわからないの?」

「・・・しってるか?」

「いや、知らない人だ」

「覚えにないな」

「うーん・・・・」



「ま、そうよね。そうだろうと思ったわ。だけど私は忘れない。私は仇をとる!!絶対に!!」



ビシッ!!と鞭を構え、ギチギチと握りながら、クイーンは四人を指してこう叫んだのだ。



「天王路のじいちゃんの仇!!絶対にとってやるからなぁ!!!」




to be con
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