第七章 C.D.の計略
クイーン 現る
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ッと机の上に並べる始。
おぉ、と無駄に感心したような声を出す剣崎。
むぅ、と何も言い返せない橘。
あれ?と首を傾げて指を指して数える睦月。
「あの・・・・9枚しかないですよ」
「なにィ!?」
ガバッと枚数を見直す始。
確かに、目の前に並ぶカードは9枚。
抜けているのは
4・フロートドラゴンフライ
7・バイオプラント
8・リフレクトモス
そしてQ・アブソーブオーキッドだ。
「よ、4枚だと・・・いつの間に・・・・!!」
ポン、ポン
「ん?」
ワナワナと驚愕する始
その両肩に、橘と睦月が手を当てる。
こちらへようこそ。まるでそう言っているかのようだ。
「うるさいわ!!」
「おぉ、なかなか人間臭いツッコミするようになったな始」
「やかましい!!」
「だがこうなると、現在無事なのは剣崎。お前だけだ」
「お、俺か・・・」
からかわれたりしたものの、確かに状況はまずいだろう。
なんだかんだと言って、始の危機察知能力―――というより、研ぎ澄まされた野生の勘。
それを潜り抜けてカードを盗み出すなど、そう簡単にできることではない。
「敵は必ずQのカードを奪っている。おそらく、そこに敵の狙いがあるのだろう」
「Q・・・か。じゃあ今度現れるのは。仮面ライダー・・・クイーン?」
「まだそんな名前を付けたところでしょうがないだろう・・・」
敵の姿を憶測する四人。
だがその時、四人が座るテーブル席の、外に面した大きな窓ガラスが砕け散った。
ガラガラと崩れる壁。
弾けるように発せられる悲鳴。
そして、四人の男たちは一手速くその席から店内の奥の方に離脱していた。
「グッ!?なんだ!?」
「おい、見ろ!!」
橘が指を指す先。
さっきまで自分た阿智が座っていたテーブル席の場所に、サイの化物が唸り声を上げてそこにいた。
ライノセラスアンデッド。
睦月が盗られたカードに封印されていたアンデッドだ。
「ついに剣崎を狙ってきたか?」
「ですが・・・」
「ああ。カードを取り返すチャンスだ。睦月!!」
「はい!!」
「「変身!!」」
《turn up》《open up》
ライノセラスアンデッドに向かって、ギャレンとレンゲルに変身した二人が武器を構えて向かっていく。
ドゴン!!という音と共に、炎の弾丸によってアンデッドが店外に突き飛ばされ、さらにそこに突進してきたレンゲルが真正面からアンデッドとぶつかり合う。
店に空いた大きな穴から、店員や客を逃がす始と剣崎。
とそこに、逃げ出し
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