第七章 C.D.の計略
クイーン 現る
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たのだ。
結びつけない方が無理という物だ。
「睦月。盗まれたカードは何だったんだ?」
「えっとですね・・・・」
トランプに酷似した、アンデットを封印したラウズカードはジョーカーを含め52枚。
その多種多様な効果、能力次第では非常に厄介なことになる。
睦月がメモを取出しリストアップしたカードの名前を言う。
そのカードはというと・・・
クラブの4・ラッシュライノセラス
クラブの10・リピートテイピア
クラブのQ・アブソーブタイガー
の三枚だ。
「4はまだいいが、10とQのカードか」
説明を入れると、ラッシュライノセラスは武器を構えての突進攻撃。
そして10のカード・リピートテイピアは、カードの封印されたほかのアンデッドを復活させ使役することが出来る。
更には上級カードのQ・アブソーブタイガー。
ブレイド系ライダーが強化形態へと変身するのに必要不可欠な、融合能力をもつアブソーブクイーンカードだ。
封印されているタイガーアンデッドは敵ながら義侠の人物であり、睦月にとっても思い入れのあるカードだ。
彼がすぐに二人に連絡を取ったのには、危機感以上にその気持ちもあるのだろう。
「とにかく、新たな敵ライダーが現れるならこちらも対策を立てなければな」
「お待たせしました。ご注文の品です」
「ああ、すまない」
「ごゆっくり」
頼んでいた飲み物が運ばれてきて、礼を言う始。
そうこうしていると、窓の外に見慣れた人物の影が見えた。
橘だ。
カランカランと扉を開けて店内に入り、三人のいる机にきて――――
バン!!
「大変だ!!俺のカードが盗まれた!!」
「「「あんたもかい!!」」」
なんというか、良くも悪くも橘らしい登場をしたのであった。
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「で、あんたのは?」
「ああ、俺が盗まれたのは7とQだ」
「ダイヤの7・・・ロックトータスか」
「しかもまたQのカードか・・・・」
四人のライダーの内、二人がすでに被害にあっている。
相手はどうやら油断できない相手らしい。
「二人とも、今でも当然」
「ああ、バックルとカードは持っている」
「大丈夫ですよ橘さん!俺はそう簡単に取られませんって!!」
「まったくだ。日頃から隙があるからそうしてカードがなくなるんだ」
「ロッカーに入れといて盗まれるなんて思いませんよ・・・・」
「ふ、みろ。俺はこうして自分のスートのカード13枚。ちゃんとそろっている」
バ
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