第2章
戦闘校舎のフェニックス
第25話 約束、守りに来ました!
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ライザーは慌てて避けると、魔力の塊はフィールドに当たり、激しい爆風がフィールドを包む。
避けたライザーのもとへ、イッセーは背中の噴出口から魔力を噴き出させ、ライザーに突貫する。
『ここだッ!』
『うぉっ!?』
『\』
ライザーは間一髪のところでイッセーの突貫を避ける。
避けられたイッセーはそのままフィールドに突っ込んでしまった。
うまく減速できなかったようだな。
『なんだ!? この力と速さは!』
ライザーが驚くのも無理はない。それだけ、いまのイッセーの力と速さは驚異的なものだった。
「ですが、彼はどうやってあれほどの力を?」
会長の疑問はもっともだろうな。
むろん、俺は知っている。どのようにしてその力を得たのか。そして、どれほどの犠牲があったのかを・・・・・・。
『本当に不愉快なクソガキだ! いまの貴様はただのバケモノだ、クソガキ! 火の鳥と鳳凰、不死鳥と称えられた我が一族の業火、その身で受け燃え尽きろ!』
『[』
『てめぇのチンケな炎で俺が焼かれるわけねえだろ!』
炎を纏ったライザーと赤い鎧を着たイッセーが激突し、赤いオーラと炎がフィールドを縦横無尽に駆け巡る。
『ぐわっ!?』
力の激突を制したのはライザーで、イッセーはフィールドに叩きつけられてしまった。
『・・・・・・鎧がなかったら・・・・・・これがあいつの力だって言うのか・・・・・・』
鎧がなかったら、イッセーはもうすでに消し炭になっていたかもしれなかった。
ライザー・フェニックス。ここまでとはな。
『Z』
『怖いか? 俺が怖いか? おまえは「赤龍帝の籠手」がなければ、ただのクズだ!』
イッセーを見下ろしながら嘲笑うライザーは炎を撃ち出すが、イッセーはすぐさま飛んで避ける。
「・・・・・・イッセー兄・・・・・・!」
「・・・・・・信じろ、あいつを」
不安そうにイッセーを見ている千秋に、ただ、信じろと告げる。
『ハァァァッ!』
『デヤァァァッ!』
イッセーは籠手で、ライザーは炎を纏わせた拳でお互いに殴りあった。
『Y』
『ぐっ・・・・・・ごふぁっ・・・・・・』
イッセーの兜から吐血による血が吹き出る。
相討ち。だが、ライザーには再生の力があり、実質はライザーが押し勝ったことになる。
『ふふ! その程度──がはっ!?』
だが、ライザーも吐血をした。その事実にこの場にいる全員が驚愕していた。
吐血するということは、ライザーの再生の力が働いていないということになるからだ。
『・・・・・・き、貴
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