暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1942話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
やシュウマイ、中華まんといった点心の類も、ターンテーブルの上に乗せられていき、取り皿や箸、レンゲ、各種タレを置いて行くと、メイド達は再び部屋から出ていく。
 そうしてまた部屋の中に3人になったところで、再び桐条の父親が口を開く。

「さて、折角の料理だし、冷めないうちに食べてしまおう。北京ダック以外の料理もお勧めだぞ。アルマー君はかなりの健啖家だという話を聞いているし、喜んで貰えるといいのだが」

 そうして、食事が始まる。
 最初の会話から堅苦しい食事会になるのかと思っていたが、実際に食事が始まってしまえばそんな事はない。
 ……まぁ、向こうだって別に俺を不機嫌にさせたいって訳じゃないんだから、それも当然だろうが。

「あ、桐条、そのタレを取ってくれ」
「うん? これか?」
「何だ?」

 ……俺の呼び掛けに、父親と娘の2人が揃って反応する。

「あー……悪い。娘の方だ。けど、こうなるとちょっと困ったな。同じ名字が2人いるとなると……」
「では、私の事は美鶴と呼んでくれ。私もアルマーではなく、アクセルと呼ぶからな」

 俺の言葉に、桐条――娘の方――がそう言ってくる。
 父親の方に視線を向けても、特に何も思っている様子はない。

「いいのか?」
「構わない。私は色々とアルマーに……いや、アクセルに助けられている身だからな。名前で呼ぶくらいなら何も問題はないさ」

 という訳で、俺はこれから桐条の事を美鶴と呼び、美鶴からはアクセルと呼ばれる事になるのだった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ