第2章
戦闘校舎のフェニックス
第24話 幼馴染みたち、暴れます!
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たはずだ──あんたらの戦いをじっくり見たと」
そんな僕の耳に明日夏くんの声が聞こえた!
爆煙が晴れたそこには、緋色のオーラで身を包む明日夏くんがいた!
―○●○―
今回の乗り込みに際し、俺は『緋霊龍の衣』を使うことを決めていた。イッセーがあれだけの覚悟を見せたのだ。俺もそれくらいのことをしなければと、そして全力を尽くさねばと思ったからだ。
『安心しろ。こんなおもしろそうな展開に水を差す気はねえよ』
幸い、ドレイクはこの状況を楽しんでるようなので、介入の心配はひとまずなさそうだった。・・・・・・もっとも、警戒を緩める気はないがな。
ライザーの『女王』ユーベルーナが忌々しそうに俺のことを睨む。
「・・・・・・あなたも神器を・・・・・・! そのオーラで私の攻撃を防いだのね! いえ、それ以前に私の攻撃に対するその反応の速さ、事前に察知していたわね?」
「あんたのやり方はゲームで把握している。不意討ちを得意とするあんたを警戒しないわけがないだろ」
イザベラたちと戦いながらも、ユーベルーナから意識は外さなかった。そして案の定、不意討ちの素振りが見られたので、爆破をくらう直前に緋のオーラで体を包み込んで爆発をガードしたのだ。
「さて、いちいち横やりを入れられも面倒だ。先にあんたからやらせてもらう」
「させると思うか?」
イザベラたちが俺を囲む。
「そろそろ終わらせる──Attack!」
鞘に収められた雷刃から電流が体に流れ込み、身体能力を向上させる。
「やばそうだな・・・・・・
! 何かする前に仕留める!」
イザベラが危険を察知したのか、駆けだしてきた。
それに対し、俺もイザベラに向かって走りだす。
「なっ、速い!?」
イザベラが俺の急激な走力の上昇に驚愕し、慌てて腕をクロスさせて、防御の姿勢をとる。
突然の速度の上昇に攻撃が間に合わないと判断したからだろう。
だが、むしろ好都合だった。
「なっ!? 私を踏み台にしただと!」
俺は軽く跳び、クロスされた腕を踏み台にユーベルーナへ向かって跳び上がる!
「くっ!!」
ユーベルーナは攻撃が間に合わないと判断したのか、防御障壁を展開した。
それに対し、俺は右手に緋のオーラを一点集中させる。
「ハァァッ!」
障壁に俺は拳を打ち込んだ。
バキッ!
「なっ!?」
俺の拳を受けて、障壁にヒビが入った。
今度は左手に緋のオーラを集中させ、もう一度拳を打ち込む。
バキィィィンッ!
「っ!?」
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