第2章
戦闘校舎のフェニックス
第24話 幼馴染みたち、暴れます!
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に唖然としていたら、いつの間にか、以前、部室でイッセーくんを攻撃しようとしていた『兵士』が鶫さんによって羽交い締めにされていた!
「なっ、いつの間に!?」
「あの二人は衛兵の相手をしてたはずじゃ!?」
「一体、どこから!?」
突然現れた二人に僕が相手をした『兵士』三人は動揺を隠せていないでいた。
「「「っ!?」」」
そして、そのスキを見逃さず、千秋さんが三人の懐に入り込んだ!
ビュオオオォォォォッ!
「「「きゃぁぁぁぁっ!?」」」
次の瞬間、千秋さんから膨大な風が発生し、『兵士』たちを吹き飛ばした。
そのさまは言うなれば、風の爆弾ともいえるものだった。
「そ〜れ!」
ドゴォンッ!
「かはっ!?」
そして最後に、鶫さんは羽交い締めにしていた『兵士』を床に叩きつけてしまった!
もう、動ける『兵士』はいなかった。
おそらく、『女王』にプロモーションをしていたであろう『兵士』八人をたった三人の少女たちが打倒してしまった。
その事実に僕たちは驚愕を隠せなかった。
「遅くなったわね」
「ごめんね〜」
「大丈夫。平気」
三人の会話から察するに、千秋さんははなから一人で『兵士』八人を打倒するつもりじゃなかったみたいだね。たぶん、あの風の消失も相手を油断させるためにわざと消したのだろう。
千秋さんたちの戦いが終わり、改めて明日夏くんのほうの戦いに視線を移すと、こちらも明日夏くんの防戦一方かと思われていた戦いに変化が現れていた。
彼女たちの動きが少しずつ鈍くなっていたのだ。おそらく、身体的な疲れと攻撃が通らないことへの焦りから来る精神的な疲れが同時に襲ってきたのであろう。
それに対し、動きを最小限に抑え、なおかつ精神的に余裕を持っていた明日夏くんにはいまだに疲労の痕跡は見えなかった。
「『兵士』たちが全滅しただと!?」
『兵士』たちの敗北に動揺を隠せず、僕と戦った『騎士』カーラマインがスキをさらした。
当然、明日夏くんはそのスキを逃すはずはなく、カーラマインに仕掛けた。
ドゴォォォン。
「「「っ!?」」」
その瞬間、突然の爆発が明日夏くんを包み込んだ!
これは、まさか!?
僕たちはゲームでの苦い思い出を思いだし、上を見ると、ライザー・フェニックス氏の『女王』がいた!
「うふふ。撃破」
この光景は、僕たちのときと同じだ!
「残念ね坊や。詰めが甘かったようね」
僕は目の前の状況にゲームのときの悔しさを思い出す。
「言っ
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