第2章
戦闘校舎のフェニックス
第24話 幼馴染みたち、暴れます!
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きた衛兵を蹴りで倒していた。避けれない攻撃も足技を駆使して捌いていた。
問題は鶫と燕だが・・・・・・。
「そ〜れ〜!」
「うわぁぁぁっ!?」
「おいおい・・・・・・」
鶫が豪快に衛兵の一人の足を掴んで振り回して衛兵たちを吹っ飛ばしていた。
そして、それに呆気に取られている衛兵たちを燕は背後から不意討ちで倒していた。
どうやら気配を隠し、派手に暴れている俺と千秋と鶫に衛兵たちの意識を向けてスキを作っているようだな。流石は忍、といったところか。
さて、そうこうして戦っていると衛兵たちはほとんど倒されていた。残りの衛兵たちは完全に俺たちの戦いぶりに尻込みしている。
「ちっ! おまえら!」
そんな衛兵たちを見かねたのか、ライザーが自分の眷属たちに指示を送った。指示を出されたライザーの眷属たちは『僧侶』の二人を残し、俺たちの前に立ち塞がる。
「行きなさい!」
『女王』のユーベルーナの指示で、『兵士』たちを先頭にいっせいに飛びかかってきた。
「鶇! 燕! 残りはおまえらに任せる!」
俺はそう言うと、千秋と共に駆け出す。
『兵士』たちは構えるが、俺はそいつらを素通りし、『騎士と『戦車』の四人目掛けて駆け出す!
『なっ!?』
『兵士』たちは素通りされたことに一瞬呆気に取られるが、すぐに俺を追撃しようとする。だが、千秋がそれを妨害する。
そして、俺はいまだに呆気に取られている『|戦車《ルーク』の一人、イザベラに拳を突き出す!
「くっ!?」
イザベラは即座に腕でガードする。
「ハァァッ!」
右側からもう一人の『戦車』が蹴りを放ってきたが、俺は右腕でガードする。
「「ハァッ!」」
背後から『騎士』の二人が短剣で斬り掛かってきた。
俺はそれを背負っている雷刃の鞘で防ぐ。
攻撃を防がれた三人はすぐに距離を取り、イザベラも同様に距離を取る。
「・・・・・・まさか、『兵士』たちを素通りして、いきなり私たちのほうに来るとはな・・・・・・」
「意表を突いて私たちのうちの誰かを倒すつもりだったんでしょうけど、残念ね。失敗に終わったわね」
『戦車』の一人、春蘭の言葉を俺はすぐさま否定してやる。
「確かに、いまあんたが言ったことは狙いはしたが、成功しようが、失敗しようが別にどっちでもよかったことだ。元々、あんたたち四人は、俺が相手取るつもりなんだからな」
「・・・・・・『騎士』二人と『戦車』二人を一人で? しかも、見たところ、
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