帰ってきたマグノリア
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ツさんに得意気に話している。
「エルフマンも一緒に!?」
するとハッピーがとんでもないことに気が付いた。3人きょうだいであるリサーナさんたちの中にはエルフマンさんもいる。彼もウェイターとして働いていたのでは心配した彼はそう聞くが、リサーナさんは目をそらしながら答えた。
「エルフ兄ちゃん『漢の修行だ〜!!』ってどこかに行ってたよ」
「ほう。後で手合わせしてみるか」
「なんなら今すぐでもいいんだぜ?」
「エルフ兄ちゃん」
指をボキボキ鳴らしながらナツさんの前に現れるエルフマンさん。それに答えるようにナツさんも勝負の体勢に入った。
「レビィさん、何してるんですか?」
「すごい悩んでるみたいですけど・・・」
みんな忙しなく動いている中1人座って何か紙とにらめっこしているレビィさんにウェンディと共に声をかける。
「ちょっと書類の整理をね。ギルド復活っていっても実は言葉だけじゃどうにもならないの。評議院認可されなきゃ闇ギルドと同じだからね」
彼女はどうやら評議院に提出する書類の整理に追われていたらしく、難しい顔をしていたようだ。
「ま・・・その点に関しては俺たちが1年かけて根回ししておいたからな」
「気が利くじゃない」
「さすがリリ〜!!」
「だから表向きにも妖精の尻尾は完全復活といえる」
「ありがとうございます、レビィさん」
「え?泣いてる?」
あまりにも準備が良かったことに感動したのかウェンディが涙を流しながら喜んでいる。でも、順調なはずの復活なのにレビィさんの顔はなかなか晴れない。
「後は・・・この欄を埋めるだけなんだけど・・・」
「迷うわね」
「迷う?」
「何がですか?」
一体何に迷っているのかわからずにいると、レビィさんからその理由を聞かされ納得した。
「7代目ギルドマスターを誰にするか」
「あぁ、なるほど」
「7代目ギルドマスター」
まだマスターがいないこともありその欄に誰かを入れなければならない。しかし誰がいいのか悩んでいたらしく、なかなか作業が思ったようにいかないようだ。
「別に俺は・・・どうしてもっていうなら・・・」
「父ちゃんはやめてくれ!!」
「ギルダーツでいいじゃねぇか」
「あんなどこほっつき歩いてるかわからねー奴をマスターにできるか!!」
後ろでは以前マスターを務めていた2人の名前が上がっているがそれはすぐさま却下。どちらも適任とは言いがたいし、仕方ないだろう。
「6代目が帰ってくるまでの暫定でしょ?誰でもいいじゃない」
「賛成〜!!」
「俺も同意見だ」
シャルルのもっともな意見。俺もそれに賛同しようとしたけど、他のメンバーは納得できていない。
「でも・・・今回は今までのギ
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