第15話
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………なるほど。」
「ランドルフ教官……」
「―――ま、そう言う訳だ。まあ、”赤い星座”自体叔父貴を含めた多くの猟兵達がリア充皇帝達によるクーデターで”六銃士”や六銃士派”の連中に殺害されたんだが……あの虎娘は悪運だけは強いようで、そこの超物騒な”天使”の暗殺の刃から逃れた後、”六銃士”達との戦いで逃げ延びて僅かに生き残った猟兵達と共にクロスベルから撤退したのさ。その後壊滅的な被害を受けた事によって衰退した”赤い星座”の立て直しをしながら、最高幹部達の死で崩壊したはずの結社と手を組んだという情報を耳にしていたんだが………」
「超物騒とは失礼ね〜………ホント、あの時”道化師”に邪魔をされて止めを刺せなかったのは残念だったわ。あんなことになるんだったら”煌魔城”で”道化師”の相手をオリビエお兄さん達に任せずに、レン達の手で”道化師”を殺しておくべきだったと何度か思った事があるわ。」
リィンとセレーネの説明を聞いたユウナは気まずそうな表情で、クルトは静かな表情で、トワは心配そうな表情でそれぞれランディを見つめ、ランディは静かな表情で説明し、レンの話を聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「だから、そういう所が物騒だって言っているだろうが。それにしても、初日で俺達があの虎娘に関わる事になるかもしれない情報を知るなんて、先が思いやられるぜ……」
「あの小娘の動向も気になるが、問題は人形兵器共の出現とあの小娘が関係しているかだな、」
ランディは呆れた表情でレンに指摘した後疲れた表情で溜息を吐き、ランドロスは真剣な表情で呟き
「ええ。パルム方面にも人形兵器の件で2件、似たような報告が上がっています。警戒するに越した事はないでしょう。」
「だな……」
リィンの話にランディは静かな表情で頷いた。
「そういえば……ミハイル教官の姿がありませんね。」
「あ、ホントだ。いつもガミガミうるさいのに。」
「……ひょっとして先程起きた脱線事故の関係で?」
ミハイル少佐がいない事に気づいたアルティナの言葉を聞いたユウナが不思議そうな表情をしている中クルトはランディ達にミハイル少佐の状況を確認した。
「あはは……うん。現場に顔を出してくるって。落石が原因らしいけどケガ人も殆どいないみたい。」
「そうですか……良かった。」
「ええ……本当に良かったですわ。」
「……脱線事故と聞くと前にクロスベルでもありましたね。」
「そうだな……ありゃ、重傷者が何人も出たが。―――しかしまあ、特務科も頑張ってるみたいじゃねえか?」
「ふふっ、そうですね。教官に頼りきりにならずにみんな頑張ってるみたいだし。」
「うふふ、本当にどこかの警察の”某部署”
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