第15話
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ーネの答えを聞いたランディは厳しい表情である人物の顔を思い浮かべ、ランドロスは不敵な笑みを浮かべた。
「え、えっと……?」
「空港方面と言うと………仔猫の捜索の時に助言をしてくれた女性の事ですか。教官達はその女性の事を知っている様子ですが、一体何者なのでしょうか?」
ランディとランドロスの様子にユウナが戸惑っている中クルトは真剣な表情で訊ねた。
「”シャーリィ”という人物にオルランド教官が関係している………―――なるほど。という事はあの人物が”赤い星座”の”血染めのシャーリィ(ブラッディシャーリィ)”だった為、教官達は彼女を警戒していたのですか。」
するとその時アルティナは静かな表情で呟き
「あ、”赤い星座”ですって!?しかもあの人が”血染めのシャーリィ(ブラッディシャーリィ)”だったなんて……!」
「えっと……その様子だとユウナちゃんは”赤い星座”について知っていたの……?」
アルティナの話を聞いて血相を変えて立ち上がったユウナの反応を見て、ユウナが”赤い星座”を知っている事を意外に感じたトワは目を丸くしてユウナに訊ねた。
「あ、当たり前ですよ!”赤い星座”………”D∴G教団”事件後にクロスベルに居座り始めた猟兵団で、”西ゼムリア通商会議”の件でクロスベルから追い出された後黒月や結社の猟兵達と一緒にクロスベルを襲撃したクロスベルにとって超極悪人の集団です!しかも”血染めのシャーリィ(ブラッディシャーリィ)”はその超極悪人の集団の中でもとんでもない極悪人で、クロスベルの鉱山町であるマインツ襲撃の際に多くの警備隊の人達の命を奪った挙句、クロスベル襲撃の際アルカンシェルにまで襲撃して”炎の舞姫”の二つ名で世界的に有名なアーティストでもあるイリアさんに重傷を負わせたんですよ!?」
「その話は聞いた事がある………ディーター・クロイス元大統領が雇った猟兵達によるクロスベル襲撃の件でアルカンシェルのイリア・プラティエも重傷を負った話は知っているが、まさか彼女が”炎の舞姫”に重傷を負わせた張本人だったとは……それにしても、何故教官達がその人物の事を?」
ユウナの答えを聞いたクルトは静かな表情で呟いた後リィンとセレーネに訊ねた。
「事情があって、俺とセレーネは短期間だったけどクロスベル警察のランディと同じ部署に所属していたんだが……俺とセレーネは直接戦った事はないが、ランディ達はディーター・クロイスからクロスベルを解放した直後に突如現れた”碧の大樹”の攻略の際、クロイス家に雇われていた彼女とも剣を交えた事があったんだ。」
「ちなみにシャーリィさんの本名は”シャーリィ・オルランド”で、ランディさんにとって従妹にあたる方ですわ………」
「あ…………」
「
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