暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
114話:決着のとき
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IIとユニゾンしている影響で変わった白い髪を揺らし、はやては笑みを浮かべる。
なのはがヴィヴィオと相対していたり、フェイトがスカリエッティを逮捕していた間、はやてはゆりかご外部の指揮とガジェットの殲滅に尽力していた。
最後にはヴィータやなのはを救援すべく内部へと向かったが、彼女は元より他とは比べ物にならない程の魔力を内包している。先の戦いで、その全てを出し切っていた訳ではなかったのだ。
「出てくるな、なんて言わせへんよ? 副部隊長が頑張っとるんや、ここで部隊長として見せ場の1つぐらい、作らなあかんやろ!」
そう言うと、はやては杖を横へ薙ぎ払った。すると彼女の周囲に魔力刃を展開、その全てがほぼ同時に怪人達へとその切っ先を向けた。
「『バルムンク!』」
一斉に飛びかかって来た魔力刃は、アスカやガイラの戦いをフォローするかのように、的確に怪人達へと襲いかかっていた。
「行って士くん! あそこにいるライダーは、士くんしか相手にできひんのやろ!?」
「そうだが…この戦力差じゃ…!」
「―――撃てぇぇぇッ!」
ドヤ顔のはやて、それに反論しようとする士だったが、その瞬間無数の魔力弾が飛び交う。
それらは怪人達を傷つけられはしなかったが、その衝撃と煙によって動きを制限していた。
「弾幕を張り続けろ! 間違っても前線の奴らに当てるなよ!」
腕を振るい、檄を飛ばすゲンヤ。その号令に合わせるかのように、後ろに控えていた魔導師達が杖を構え、魔力弾を撃ち放っていく。
「門寺、さっさと行け! あれを止められるのは、お前しかいないんだろ!?」
「ゲンヤさん…!」
「ここは俺達と嬢ちゃんと…お前の部下に任せろ!」
「そういうことだ」
「道は作るんで、後は頼みます!」
そういうとガイラは銃を取り出し、ベルトに装填されていたUSBのような機械をその銃へと滑り込ませる。
その隣に並ぶアスカは、目の前で円を描くように手を動かし、魔法陣を展開。轟々と燃え盛る赤い魔力スフィアを形成し、拳を構えた。
〈 Extreme, Maximum Drive ! 〉
「―――エクストリームバースト=cッ!」
「焔崩しッ!」
煌々と光る白と、轟々と燃える赤の砲撃が、怪人達の群れを突き破る。
砲撃が終わったところには、怪人達の姿はなく、ディエンドまでの一直線な道が出来上がっていた。
「―――ありがとうな、皆!」
そう言うと士は駆け出す。もちろんその行き先は、叫び声を上げているディエンドだ。
強化された脚力で勢いよく飛び出したWだったが、その前をディエンドの叫び声に応えるかのように、また別の怪人達が立ち塞が
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