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翠碧色の虹
随筆八:ラーメン大好き心桜さん!
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の・・・店員さん熱くなかったのかな・・・火傷してないか心配で・・・」
心桜「そう言われれば・・・スープに親指ガッツリ浸かってたのに、自然過ぎだったよね。なんだろ?」
店員「大変お待たせいたしました。替わりのラーメンになります」
心桜「おぉ! 今度こそ・・・って、おいっ!!」
店員「あ゛!! またしても!! 大変失礼いたしました!!」
心桜「あのー、店員さんさぁ・・・その・・・指、熱くないの?」
店員「申し訳ございません。いつも熱いラーメン鉢を触っているもので・・・指の感覚が鈍ってきているのかも知れません」
心桜「・・・にしてもさぁ」
店員「お怒りはごもっともです。以前に何度も熱いラーメン鉢を落としてしまって・・・落とさないように、しっかり持つよう意識するあまり・・・申し訳ございませんっ!!!」
七夏「ここちゃー。あまり責めたら・・・」
心桜「分かってるって」
??「お客様、どうかいたしましたか?」
店員「あ、店長! ・・・実は・・・」
店長「あ゛っ! お前! またやらかしたのかっ!」
店員「す、すいませんっ!」
店長「あれほど、親指を入れるなって、言ってんだろ! 何度言ったら分かるんだ!」
心桜「て、店長さん! あたしは別に怒ってませんので」
店長「申し訳ございません。今度は店長の私が責任をもって準備してまいりますので」
心桜「よ、よろしく・・・です」
店員「申し訳ございません!!」
心桜「あー、もう何なんだろ・・・」
七夏「店員さん、ちょっと可哀想・・・」
心桜「まあ、仕方がない点はあるよね・・・つっちゃー」
七夏「なぁに? ここちゃー?」
心桜「先に食べなよ・・・冷やし中華」
七夏「え、でも・・・」
心桜「麺が伸びちゃうよ」
七夏「ありがとです。ここちゃー。じゃあ、お先に・・・いただきまーす☆」
心桜「うんうん♪」
店長「大変お待たせしました」
心桜「今度こそっ!! ・・・って、こぉらぁー!!!」
七夏「ひゃっ☆」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

心桜「まったく、なめとんか!? ってか、なめてんだろ!!」
七夏「確かに、驚きました!」
心桜「つっちゃー、()せてたけど大丈夫!?」
七夏「はい・・・ちょっと苦しかったですけど・・・大丈夫です」
心桜「あの店長、確かに親指は入ってなかったけど『親指以外』が全部だよ!! 4本とも!! 仲良く浸水式とキタコレがっ!」
七夏「コホッコホッ・・・」
心桜「ご、こめん! つっちゃー! 大丈夫!?」
七夏「うぅ・・・は、はい」
心桜「普通、ラーメン鉢をあんな掴み方するか? わざとだろ?」
七夏「確かに・・・個性的な持ち方でした」
心桜「あーなんか、すっきりしないぃー」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「何が『指折りラ
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