転校生の時間
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とか買い食いも悪くは無いんだが、下手な出費は避けるに越した事はない。
「ならさ、私ジョジョの料理食べてみたい。」
「あぁ…そうかい。……はぁ?」
突如予想だにしなかった投下された爆弾に丈一郎は一瞬硬直する。
「これから買い物して料理すればちょうど昼時だろうし…ジョジョの家で食べながら話せば殺せんせーの事がバレる事もない。正に一石三鳥だね。」
何気に合理的な理由で外堀を埋められていく丈一郎。だが、ここでそれを許してしまえば死ぬほど面倒な事態になると確信した丈一郎は策をろうする。
「んなこと言ってもお前昼飯は用意してたんじゃないのか?」
「今日は寝坊しちゃってご飯買ってないんだよね。」
「家まで結構な距離があるんだが?」
「ジョジョの家から私の家まで10分程度だし」
反論が次々と封じられ、どんどん逃げ道がなくなっていく。正直抵抗するだけ無駄だろう。
「はぁ…分かった。ただし、家の中を勝手に漁らない。詮索しないと約束出来るのならば良い。」
「うーん…まぁ楽しみが少なくなっちゃうけど招いてもらう身だから約束は守るよ。」
「良し…ならさっさと行くぞ。このままだべっていたらセールに間に合わん」
セールって完全に主夫じゃん!とケラケラ笑う中村と並び丈一郎再び歩き始めた。
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