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奇妙な暗殺教室
転校生の時間
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さらに増設をし、勢いよく展開した。


データを収集しつつ相手の弱点を知りながらそれが。進化し続ける固定砲台の必勝パターン……と恐らく開発者は考えていただろうが…


「やれやれ……浅はかな奴らだ。」



その言葉と共に、1時間目が終わる。



「おい、掃除機能とかないのかよ」



「      」



なにも答えない




「ちっ……だんまりかよ」



村松がそう言うのも無理は無く何千、何万という数の対先生用BB弾が、床一面に広がっている。当選ながら、自立思考固定砲台に掃除機能などない。そんな物をつけるぐらいなら殺すことの性能を上げるだろうしな。



「俺らが掃除かよ………」


「やれやれだぜ………」


千葉と俺はこの現実に嘆くが、機械は動く訳がなく不本意ではあったが掃除を始めるE組生徒。


「ふぅ…まぁこんなもんだろ」


そして数十分後に授業が始まるギリギリで掃除を完了させ、俺は机の上に置いておいた教科書と筆記用具一式が入ったカバンを肩にかけ、歩き出した。


「おいジョジョ!テメーどこ行くんだよ。」


数十分にも渡り鳴り続いた騒音と掃除のせいで相当苛立っているのか、寺坂は少し強めの力で丈一郎の肩を掴み引き止める


「分からないのか?帰るに決まってるだろ。俺は無駄な時間が嫌だからな」


「あぁ?テメーあのポンコツ放って置くつもりかよ!」


「放って置くも何も俺たちに何が出来るんだよ?下手にあいつに直接危害を加えてみろ。あいつの開発者様からのクレームでさらに奴がやりたい放題できる環境が増える」


「じゃあ、あのポンコツ好き勝手させろってことかよ!」


「まぁ不本意だが、烏間先生が国に掛け合って思うからその返答を待つのが1番現実的だ」


「そのいつ来るか分からない返答が来るまで掃除続けるってか!?ふざけたこと言ってんじゃねーぞ!」


丈一郎の胸ぐらを掴みグイッと引き寄せすぐにでも暴れ出しそうな寺坂。まさに一触即発の雰囲気だ。


「寺坂止めろ!」


「今俺たちで揉めてる場合じゃねーだろ」


流石にやばいと思ったのか傍観を決めていた前原と菅野が寺坂を止めに入る。


「うるせぇ!だいたい俺は昔からこいつが気に入らなかったんだ!いつもどこか人を見下した目で見やがって!」


だが、ヒートアップした寺坂は聞く耳を持たない。やれやれ…面倒くせぇなこいつ。


「はぁ……別に俺の事をどうこう言われてもどうでも良いけどさ。そろそろやめとけ寺坂。恥かきたくないなら手を離せ」


「はぁ!?お前調子に乗ってんじゃ…」



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