暁 〜小説投稿サイト〜
名無しの複数世界探索物語
第一部
第一章
2,病院での一時的な生活
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………
「ふぁ…」
時刻は12:00 うとうとしてたら本気で眠くなってしまった…
窓に近付き、風景を見てたら突然ロープが降りてきた
一体何だろう と思いしばらく見ていると足が見えた
どうやら足場を探しているようだ
ベランダに出て自分の手にその足を乗せ、柵の縁に乗せる
「にーっはっはっはー!魔法魔王少女ソフィアちゃん参上!」
犯人は七宮だった
「よし、帰ってくれ」
そう言い身を翻す寸前
「待った待った!忘れ物を届けに来たんだよ!」
「それなら普通に来てくれ」
気にしない様子でポケットを探り、そこから僕の財布を取り出す
「ほいっ」
それを放ってくる
すかさずキャッチ
「そういえばそういう作戦だったな」
「忘れるなんてらしくないよ〜」
「わ、悪かったな…」
そこで昼食を作ってないことに気づくのであった
「そうだ、よかったらウチで食べてく?」
「わ〜い!」
全身で喜びをアピールする姿に可愛いと思ってしまったのはここだけの話

「「ごちそうさまでした」」
今回の料理はそこそこ といったあたりだったが七宮からはとても満足だったようで
「毎日食べに来ていい?」
目がそれを訴えている
「弁当くらいなら良いけど毎日は勘弁してくれ…」
「ありがとう!」
即答された…ま、喜んでる事だしいいかな
「それじゃあそろそろ戻るよ!」
靴をベランダから回収し、玄関に向かう
「一方通行なんだ、ロープは」
「その通り!」
降りる為だけにロープを設置したんだ…
ちなみに今の顔は (ー'`ー;
である
「まったね〜」
そして風のように去っていった
食器を洗い、洗濯物を干して服の修繕を終わらせたら夜になっていた
明日も何が良いことが起きたらいいな…
そう思いベッドで瞼を閉じた
続く
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