ペルソナ3
1941話
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とか、しっかりと話をしておく方がいい事もあるし。
ともあれ、俺と桐条は色々と世間話をしながら車で移動し……やがて、車が停まる。
さすがに桐条グループ所属の運転手と言うべきか、かなりスムーズな停まり方だった。
人型機動兵器の操縦とかは得意なんだが、車をこういう風に停めるのは、俺にはちょっと出来ないな。
あ、でもT-LINKシステムが使えれば可能か?
って、車にT-LINKシステムを積み込む訳にもいかないだろ。
「ふむ、どうやら着いたようだな。では、早速行くか」
桐条が窓の外にある店を見て、そう告げる。
池袋にある店というから、てっきりもっと人通りの多い場所を想像してたんだが……人通りはそんなに多くないな。
まぁ、そういう場所で桐条が姿を現せば、間違いなく目立って厄介事を惹きつけたりするんだろうが。
「分かった。面倒な事にならないうちに、さっさと店に入るか」
「面倒?」
俺の言ってる事を理解出来ていない様子の桐条だったが、店に入るのには特に異論はないのだろう。大人しく車を降りる。
……ちなみに俺が言った面倒というのは、不良に絡まれる事……ではあるのだが、その不良を桐条が処刑しないようにという点の方が大きかったりする。
もっとも、桐条もこんな街中でペルソナを召喚したりはしないだろうが。
そう言えば、今の桐条も召喚器を持っているのか?
バッグの類も持っていないし、あのチャイナドレスにはポケットのようなものもない。
そうなると、一体どこにそれらを隠してるのか……気にならないと言えば嘘になる。
そんな風に思いながら、俺と桐条は店の中に入るのだった。
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