巻ノ百二十 手切れその十二
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村はさらに話した。
「その見張りの目もな」
「何とかですな」
「かい潜り」
「そしてそのうえで」
「大坂に入りますか」
「そうする、知恵は既に用意しておる」
幸村は十勇士と大助に確かな声で答えた。
「だからな」
「その時はですな」
「すぐにでも」
「ここを出る」
確かな声で言った。
「雲隠れの様にしてな」
「左様ですか」
「では、です」
「その時になれば」
「殿の知恵から」
「大坂に入ろうぞ」
こう言うのだった、幸村は既に全てを決めていた。戦についてその見るべきものも見てもいて。
巻ノ百二十 完
2017・8・25
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