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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第六十六話 さらば理屈倒れ・また会う日まで
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眠りに就いてしまった。
その夜は、凄まじい罵声の寝言が聞こえたと後に妻は回想している。



帝国暦480年3月15日

■オーディン 帝国軍士官学校寄宿舎   アントン・フェルナーの日記

 昼間ギュンターとナンパに出かけて遊んできたが、
ナイトハルトは彼女の所へ行っていたようだ。

その疲れを癒して風呂に入った後、
遠縁の伯父さんから、久しぶりに電話があった。
伯父さんはブラウンシュヴァイク公に使えているんだが、
なにやら士官学校の噂を聞きたいらしかった。

伯父さんも噂好きなのかと思ったが、
至急調べて貰いたいと事だから此は何か有るなと思い用件を聞いた。
内容はあの噂の皇女殿下視察拒否事件の当事者を教えてくれとのことだった。

あれは校長も賛同したが、主に引っ張っていたのはシュターデン教官だと教えてあげたら、ありがとうと言われ話が終わった。
何なのだろうねあれは?

帝国暦480年3月16日

■オーディン 帝国軍士官学校寄宿舎   アントン・フェルナーの日記

 本日シュターデンが授業に来なかった。
昨日の電話が関係有るのか調べてみたい気がするな。


帝国暦480年3月20日

■オーディン 帝国軍士官学校寄宿舎   アントン・フェルナーの日記


 いきなりだがシュターデン教官が転勤した、
しかも転勤先は超弩級土田舎のフェーゲフォイアー星系らしい、
彼処は常時50度以上の沙漠の星だが、なんかしたのか教官?
判らん。伯父さんも教えてくれないし、何なのだろう?

生徒達は陰険な理屈倒れが消えてすっきりしたと喜んでいるがね。
何故か校長も最近髪の毛が異常なほど抜けてきているし白髪も超増えている。
不思議なこともあるモノだ。

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