第一部
第一章
1,初めて尽くしの一日
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て行った
財布を見せながら
「僕から取ることができたらあげようじゃないか」
「上等だ!」
突進して来た
ポケットから携帯のカメラを起動させ、動画を既に撮っている
制服からも顔も声も完璧に証拠になる
「オラァ!」
ナイフを突き込んでくる
逸らすようにしてあえて手の甲の皮膚を浅く切らせた
「あぁあ…先に手、出したね」
重心が前にある為右足を払う
倒れ込んでナイフを落とした
「物的証拠ゲット」
手袋をして回収
「さてと君は完全に不利だけど、それでもやるの?」
「ナメんなぁ!」
おっと、血の気の多い奴だなぁ…っておいおい、鉄パイプ使うのかよ
絶対重いし無理じゃん…
「ラァ!」
真上から凄まじい速さでおりてくる
「っふ!」
水平蹴りのようにしてパイプを壁に当てる
「まだだ!」
体は低くして接近し、アッパーを決めるべく拳を握る
「あめぇんだよ!」
先ほどとは反対側から鉄パイプが迫って来てた
即座に両腕クロスさせ、防御する
唸るパイプ、衝撃、そして浮遊感
直後、壁にぶつかった
「こいつ…マジかよ」
片手でおよそ1kgの鉄パイプを振れるとは思わなかった
しかし財布は既にここにはない
水平蹴りの際に財布も蹴り、即席の作戦で建物を超えて反対側の路地に落ちたからだ
「痛ぅ…骨は無事みたいだな」
アスファルトから体を起こすと同時に後ろへ跳躍し、距離を取る
「おっ?まだやるか?」
「目的、忘れてたりしないよな?」
「あ?どうでもいいんだよそんなの」
ただ単に暴力をぶつけたいだけか
「仕方ない…これだけはしたくなかった」
そっと能力を解放さて、時間を「変化」させる
奴は微動だにせず、雲もうごかない
そのまま歩み寄り、鳩尾<みぞおち>を殴る
そして変化を戻す
「ガハッ!?」
おそらく一瞬で殴られたと思ったのだろう
驚愕を隠していない
「残念ながら君の攻撃は当たらないよ」
「クッソがぁぁ!!」
今度は普通に体を反らし突きを回避し、同じ部位に膝をいれる
「もう無駄だって…やめようよ?」
「へっ…後ろ見ても言えるのか?」
影に包まれた僕
振り向き、直後腹部に冷たい感触そして激痛が走った
「ッ!!?」
反射的に後ろへ跳躍したが、空中で蹴られて倒れる
鼓動と同じタイミングで激痛が走る…その部分はどうやらナイフが突き刺さったらしく、血があふれてくる
「ぐっ…くう」
体を起こそうとするが力が入らず、痛みも加速していくばかりだ
「…時間差か」
数人で纏まってた というのは簡単に予想できた
「さて、殺すか」
別の男が低い声で言った
「悪いけど君達はここで終わりだ…警察に先ほどの全て動画送信したし、GPSもある」
「単純なフェイクだな…どうする?」
「全員、手を挙げろ!」
警
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