暁 〜小説投稿サイト〜
【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
遊星爆弾迎撃戦 九回目のサイコロ
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
をしてこのままでは守りきれないと言わしめたガミラスへの恐怖が地球の意識を変えつつあった。

 政策スライダー
  1が独裁 10が民主的
  1が右派 10が左派
 
  国連   スターリン主義   個人崇拝 官僚主導 戦時経済
  米国   社会保守派     格差是正 大きな政府 伝統保守尊重
  欧州   急進的左翼     平等主義 格差闘争 国家経済
  ロシア  急進的左翼     平等主義 格差闘争 国家経済
  中国   ファシズム     権威主義 国家経済 官僚主導
  日本   社会保守派     格差是正 大きな政府 伝統保守尊重
  月    社会自由派     議会政治 大きな政府 統制経済
  火星   専制独裁      個人崇拝 官僚主導 国家経済


 今回のガミラス攻撃に伴う国連と各国の軋轢 100ほど激しい 79


 現在の地球はかなり頭の痛い状況になっていた。
 各国の利害調整の場故にお飾りとして置かれていた国連代表職が、世襲化と共に戦時経済の移行に伴い政治力を持ち、各国を圧迫。
 宇宙というフロンティアが移動した為にかつての欧州の位置になった米国は、その国家体制を変質し覇権国家から緩やかなる大国へ。
 ユーラシア大陸では長年の歪みが噴出して急進的左派が台頭し、中国はその広い国土を統治するためにある意味正しいファシズムに移行。
 政治的なお気楽を今も維持し続けている日本やその影響が大きい月は未だ微睡んでおり、火星は開発独裁として急速な発展をしだしていた。
 こんな状況で、ガミラスを始めとした異星間交流が始まろうとしており、今回の攻撃で地球圏全体の戦時統制経済に移行したい国連とそれに抵抗する各国という対立が表面化したのである。

 国連代表 100ほど有能  60
      100ほど邪悪  40

「国連代表ペンウッド卿だ。
 漂流者艦隊の代表にこの通信を送る。
 貴艦の強力に感謝を」

 出できた顔は個人崇拝するには少し愛嬌がある顔だった。
 たしかに、この顔で現在の対ガミラス戦争をするのには厳しいだろう。
 という事は、彼の下に優れた補佐役がいるという事だ。
 俺はドロイドの体をモニターに見せ、合成音声で返事をする。

「漂流者艦隊より国連代表へ。
 今は共に同じ船に乗る身。
 できるだけ支援を致しましょう」

 俺の言葉を受けてペンウッド卿は少しだけ顔を凛々しくする。
 ハマる人が多そうな顔である。信頼できそうな顔である。

「ならば、君たちにもう少し頼みたいことがある。
 地球における武力衝突。
 その仲介と介入をお願いしたいのだ」
 
 そんな彼の口からとんでもない事が出てくる。
 沈黙する俺達が見えな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ