0286話『松輸送作戦』
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……。性格的に無理そうだけどね。
「まぁいっか。それじゃ卯月ちゃん達の気持ちに免じて張り切っちゃおうかなー」
「おっ! うーちゃんも龍田さんに負けないように頑張るぴょん!」
「いったわねー? それじゃどちらが多くの深海棲艦を狩れるか勝負でもしましょうか?」
「望むところぴょん!」
「あ、あのー……一応輸送作戦ですからね? ね!」
龍鳳さんが何か言っているけどこれは戦闘任務でもあるんだから変わらないもん!
そして進んでいくと、
「龍田さん! 索敵をしていた艦載機の子達から入電ですけど深海棲艦が群れでいます! どうしますか?」
「そうね……突撃しちゃいましょうか〜! こういう時、天龍ちゃんだったら迷わず突っ込んでいっちゃうと思うしー」
「確かに……」
「天龍さんじゃそうかもしれないわね」
「龍田さんのいう通りぴょん!」
「うふふー。それじゃこの旗艦、龍田に続いてくださーい! 死にたい船はどこかしら〜?」
私達はそれで深海棲艦に突撃をしていったの。
結果は完勝でしたけどね〜。
やっぱり鎮守府近海の海域の敵は弱いわよね〜。
その後の近海航路の方も楽に輸送を出来た事だし……。
それで任務も完了した事だろうし提督に連絡を入れる。
「提督〜? 任務完了したわよ?」
『そうか。それじゃすみやかに帰還してくれ。今回は龍田のために編成した艦隊だからやりやすかっただろう?』
「そうね〜。うん、とってもやりやすかったわ。やっぱり提督ってこう言う事に関しては分かっているわねー」
『それならよかった。松輸送作戦って任務が出た時にはこの編成でしないとだろうって心に決めていたからな』
「そうなの〜? だったら私も嬉しいかな? 最近はあんまりこういった任務はあまりこないから私も出来てうれしかったし〜」
それで少しばかり提督と世間話のように帰投しながらもお話をしていたんだけど会話が終了した後にみんなの方へと振り向いてみると何故かみんながとても生暖かい視線を送ってきていた。どうしたのかしら〜?
それなのでどうしたのか聞いてみるとまず野分ちゃんが口を開いた。
「その、龍田さん……とても司令と通信で話す時に笑顔だったから普段はそんなに素の表情を龍田さんは出さないからやっぱりそんな顔を出させる司令はすごいなって……思いまして」
「あらあら〜……それはとても恥ずかしいかな?」
「龍田さん、とっても笑顔だったぴょん!」
「そうね。私も少しだけ顔が熱く感じるくらいだから」
いやだわー。恥ずかしいじゃない〜。
龍鳳さんと祥鳳さんも同意なのか半笑いだからどれだけ私、提督と話している時に笑顔を浮かべていたのかしら〜。
これは帰投したら意味のない八つ当たりだけど天龍ちゃんをからかわないと私の気が晴れないかもしれないわね〜
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