第六千八百三話 大日本史は
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第六千八百三話 大日本史は
日本はタイにその大日本史のことをさらにお話しました。
「水戸藩だけでやっていまして」
「幕府ではなくですね」
「はい、一つの藩で行っていまして」
それでというのです。
「予算もかなりかかっていました」
「日本さんの長い歴史を書いたものなので」
「藩の大事業でしたので」
しかも明治時代になってやっと完成した位です。
「予算もかなりかかっていて」
「では水戸藩は」
「そちらに予算を常に圧迫されていました」
必然的にそうなっていたのです。
「その結果貧しかったです」
「そうなのですか」
「学問で常に苦しい財政というのは」
「珍しいですね」
タイも少し心当たりがありません。
「上司の方の贅沢や悪政でというのはありますが」
「私もあまり心当たりがありません」
そうした状況でした、この史書は水戸藩にとってはそれだけの大事業であり続けその結果この藩はいつもお金に困っていたのです。
第六千八百三話 完
2018・1・20
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