幕間22 巨乳な美女プロデューサーによる癒しの隠語レッスン
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
――――固有結界【無限の鍛練-アンリミテッドスタンザム-】空間――――
【レッスン前】
敏腕プロデューサー《二次創作者》の朝は早い。
「まあ好きではじめた仕事《作品》だからね」
業界で敏腕Pと呼ばれるゲッベルスが宣伝相になったとき記者の質問にそう答えた。
最近は磨きがいのあるトップアイドル候補《原石》がいないと愚痴をこぼしていた。
最高の原石レーティア・アドルフを知っているだけに職人が要求する水準は高い。
「マネージャー業務は、プロデューサーの仕事の一つよ♪」
まず情報端末を起動しファンレター《感想》の入念なチェックから始まる。
感想ともいえない暴言、脅迫の手紙がアイドルに渡らないようチェックする。
「やっぱり一番うれしいのはファンからの感謝の手紙ね、この仕事やっててよかったなと」
手作りお菓子も送られてくるが髪の毛や体液が高確率で入っている。
もったいないので宇宙生物の餌として廃棄処分しているが、
最近では宇宙生物愛護団体がそれは虐待だと非難してくる。
「さて、シャーリー・アキの朝立ちチェックの時間ね」
アイドルのコンディションチェックは機械だけでは出来ない。
固有結界《無限の鍛練》空間では、アイドルとプロデューサーは必ず同じ部屋で寝泊りする。
一部で念能力と呼ばれる固有結界は、制約と誓約を課すことで精度と性能が向上するからだ。
ただし、この時空のゲッベルスは固有結界の深淵には辿り着いてはいない――。
「ふふっ、顔が赤いわよ?」
下腹部に温かさを感じた男の娘アイドルが目を覚ます。
「抱きつかれただけで照れるなんて、可愛いわね。
そういう初心なところがレーティアと一緒で私は好きよ」
そう言って朝一のお掃除フェラで、男の娘の逸物を丁寧に清掃する。
レッスン着に着替えるまでの間に、アイドルの表情はぴっかぴかになる。
ゲッベルスの用意したご馳走(朝食)を食べて、今日も地獄の特訓-監禁調教-の日々が始まる。
…………
……………………
…………………………………………
【レッスン後】
「お帰りなさい! レッスン、お疲れ様」
アイドルとしてのレッスンはゲッベルスが具現化したベテラントレーナーが担当している。
「ほら、汚れたジャージは脱いで洗濯しておくわ。よっと……。
それじゃ、今から紅茶を持ってくるからソファーで待ってていいわよ。すぐに準備するわ!」
シャーリー・アキは壊れた機械人形にようにただ頷くだけだ。
「……はい、どうぞ。熱いから気をつけてね?」
固有結界《イヌカレー空間》で精神が摩耗しているシャーリー・アキこと伏見空が、
カタンとティーカップから紅茶を少しこぼしてしまう。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ