第13話 色情魔
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いっ!!どんだけいるんだ!」
あまりの事に、ついステイシーは声を荒げて制止した。
「あっ、すいません。つい思い返して記憶遡ってました」
「・・・・・・」
衛宮士郎は女誑しである――――と言う情報は既に知っていたが、此処までとは思いもしなかったので、先程まで何を話していたのか忘れるほどのインパクトだった。
それに対して、面白そうにヒュームが聞く。
「参考までに聞きたいんだが、まだいるのか?」
「ヒューム!?」
「え、はい。今挙げた女性陣の名前はごくごく一部ですが何か?」
「士郎!?」
これ以上はその話題から離れたかったのに、未だ続いて行く紋白が悲鳴を上げる様に叫ぶが、聞き入れてもらえず、さらにヒュームは大胆に攻める。
「確認を取るが、全員と肉体関係まで及んでいるのか?」
「そんなわけないでしょ!?」
それだけの数の女性を誑かしといて、それはそれで不謹慎な気もするが思うが、
「挨拶程度で頬にキスされる程度ですよ・・・!」
((この(男・人)・・・!))
「まあ、流石にエレナの挨拶には戸惑ったことは否定できませんが・・・」
「ん?」
「いや、ディープキスされたんですよ。再開直後に」
「「「!?!?!!?」」」
さらなる内容に驚愕する3人。
「いやー、アレには参りました。流石に俺も赤面したんですが、エレナにとってそれが挨拶だって言うんですから仕方ないですよね?」
「そんなわけあるかーーーー!!?」
あまりの事にステイシーは、矢張り叫ばずにはいられなかった様だ。
−Interlude−
これ以上士郎と一緒に居ては紋様に悪影響が出ると判断されたので、あの会談は一先ずお開きになった。
ただ今は、この場に残っているのはヒュームと士郎だけである。
「それで、用件はなんでしょう?紋白やメイドさんたちに聞かせるわけにはいかない内容なんですよね?」
「紋様とステイシーとリーは自主的に退出しただけだがな?」
「あれ?ヒューム卿が促したのではないんですか?」
「・・・・・・・・・小僧。お前に忠告する義務なぞ俺には無いが、今のうちに自分の本性を自覚しなければ、後々になって苦労するのは貴様自身だぞ」
「何か師匠にも言われた事がありますけど、如何いう意味なんですか?」
「・・・・・・自分で気づかなければ意味が無いとも言われなかったか?」
思い出したように士郎は、ハッとする。
「それも言われました」
「ならばその通りだ。早くしなければ手遅れになるやもしれん」
「・・・・・・・・・」
そうは言われては考えていかなければならないと自覚する士郎。
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