暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-B邂逅〜For her sake〜
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。凄い啖呵切りだったわね〜♪」って笑いながら、ルシルに向けて親指を立てた。

「いえ。お恥ずかしいところをお見せしまって・・・」

「んなことねぇよ、坊主。スカッとしたぜ、お前さんの啖呵」

「うんうん♪ あ、そうだ。ルシル君、今夜空いてる? 良かったらウチ来ない? アリサちゃんも夕食に誘ってるんだけど、どう?」

「・・・そうですね。はやて達も今日は居ないので。・・・はい、ありがとうございます。お誘いお受けします」

というわけで、ルシルも一緒にナカジマ家の夕食会にお呼ばれすることに。それからあたし達は、クイントさんの運転する車に乗り、一路ナカジマ邸へ。そうしてナカジマ邸の駐車スペースにバックで入ってるところに、「おかえりなさいっス〜、パパりん、ママりん♪」って出迎えの挨拶が聞こえてきた。

「ルシルさんとアリサもいらっしゃいっス〜♪」

なんでかルシル(やなのは達)にはさん付けで、あたしは呼び捨てなのよね。まぁ元108所属っていう間柄だし、たびたびナカジマ家にお呼ばれしてるから、なのは達以上に親しくなるのは当たり前なんだけど・・・。

「ただいま、ウェンディ。あの子はもう来てる?」

「っス! 今はチンク姉とスバルから勉強を教わってるっスよ!」

「オーケー♪ ささ、アリサちゃん、ルシル君、上がって上がって」

三佐とクイントさんの後に続いて家の中へ。最後にウェンディがドアを閉めて、あたし達はリビングに上がったんだけど。そこにはスバルとチンク、それに見覚えの無い男の子がテーブルを囲んで座っていた。

「おう、ただいま!」

「ただいま〜!」

三佐とクイントさんが挨拶するとスバル達も「おかえりなさい!」って返した後、あたしとルシルを見て「いらっしゃーい!」って言ってくれた。

「お邪魔するわね」

「ご相伴に与るよ」

あたしとルシルの目が男の子に向けられる。ナカジマ家は三佐以外みんな女子だから、そこに子供とは言え男が混じっていると不自然というかなんというか、ね。

「あ、紹介します! この子はトーマ、トーマ・アヴェニール。以前あたしが保護した子で、普段は保護施設で過ごしているんですけど、時々こうやってウチに招くんです。トーマ。こちらはルシリオン・セインテストさん。あたしやギン姉にとってはお兄ちゃんのような人なんだ。こちらアリサ・バニングスさん。以前はお父さんの隊に居て、ギン姉の先輩だった人なんだ」

「ルシリオンだ。これからも長い付き合いになると思うから、ルシル、と呼んでくれ」

「アリサよ。あたしもこうやって時々お呼ばれするから、その時はまたよろしくね」

「あの、はいっ、よろしくお願いします!」

トーマは礼儀正しい子なんだけど、どこか陰りのある子でもあった。そ
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