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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-B邂逅〜For her sake〜
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えるってことでさ」
「なるほど! ルシルさんなら覇王流を複製してるかもしれないってことだね!」
「それなら早速、連絡をしてみようよ!」
「待ってリオ。フォルセティ君。ルシルさん、今日はお仕事?」
「え? あー、うん。今日はミッド地上本部で待機、だったかな・・・」
「それなら連絡入れても大丈夫なんじゃない?」
「うーん。じゃあ・・・」
特務零課や内務調査部の本部がある本局ではなく地上本部。何かお仕事をしていそうな気がしますが・・・。リオに言われるままにフォルセティがルシルさんへと通信を入れることに。モニターが展開され、コール音が数秒鳴った後、『どうした〜、フォルセティ』とルシルさんがモニターに表示されました。
『あれ、なんだ、ヴィヴィオ、コロナ、リオ、それにイクスも一緒か。そういや今日はノーヴェとのトレーニングで、フライハイト邸に泊まる日だったか。お疲れ様』
ルシルさんに名前を呼んでもらえるだけで胸の内が温かくなる。胸の前でキュッと両手を組んでいると、フォルセティが「ちょっと聞きたい事があって」と本題を切り出しました。そして私が、アインハルト・ストラトスの一件をどうにかしたいということを伝える。
『あぁ、その話か。俺もシャルからその話を聞かされているよ。前世の記憶に縛られて、大切な子供の時間や楽しい学生生活が送れないのは可哀想だと考えていたんだ』
ルシルさんの言葉に私は全面的に同意する。今の学生生活は本当に楽しくて、夢のような時間で。それを謳歌できないのは本当に悲しい事。そして話は本題の「覇王流、複製してない?」という質問へ。
『なるほど。アインハルトは覇王流も受け継いでいるらしいからな。その対策で俺を頼ってきたか。ふふ、うん、悪くない』
「その反応は! ルシルさん、複製してあるの!?」
「見せてほしい!って贅沢は言わないので、どういうものかだけ教えてください! 参考にしたいです!」
「お父さん、お願い!」
「あ、でもお暇な時に満たせてもらえると嬉しいです!」
リオ、ヴィヴィオ、フォルセティ、コロナに続いて私も「ルシルさん」とお願いする。
『・・・クラウスが覇王流を極めたのは、オーディンが戦死した後に勃発した聖王戦争、そのさらに後なんだ。イリュリア戦争時には確かに覇王流の兆しはあったが・・・。アインハルトの今現在扱える覇王流は、俺の知る不完全ではなく完成されたものかもしれない』
クラウスが覇王と呼ばれたのは確かに聖王戦争後から。覇王流も聖王戦争時辺りから完成していたものと思われますので、オーディン様は不完全な覇王流しか複製できていないのでしょう。
「あの、それでも教えてほしいです」
『判った。俺の知るクラウスの戦い方は、断空と呼ばれる技
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