暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-B邂逅〜For her sake〜
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んなでフォローしましょう。すぐには判り合えずとも、必ずアインハルトを過去から連綿と続く悲劇の記憶から救ってあげたい。

「練習が終わったら図書館に行って、覇王イングヴァルトを調べてみようか・・・?」

「それ良いかも♪ 覇王流だっけ? それの対策も考えないと」

「コロナ、リオ、ナイスアイディア! ヴィヴィオ、僕たちも手伝うからアインハルト先輩攻略を考えよう!」

「「「先輩呼びなんだ・・・」」」

「おかしいかな・・・?」

アインハルトは初等部の最上学級の第5学年で、私たちは第3学年。先輩後輩の関係なのは間違いありませんけど。ここはやはり「敬称はさん付けでいいのでは?」とフォルセティに提案する。いきなり先輩呼びはかえって失礼な気がします。

「じゃあアインハルトさんで。じゃあこの後は、図書館へ直行っていうことで良いんだよね?」

「うん!」

そういうわけで、練習メニューをすべて終え、シャワールームで汗を流して着替えた後、「図書館にしゅっぱ〜つ!」するのですけど・・・。

「悪ぃな。あたしはこれからバイトでさ」

ノーヴェさんはアルバイトや救助隊のお手伝いをしており、さらに私たちのコーチを引き受けてくれています。その忙しさは相当なものでしょうから、私たちは「ありがとうございました!」とお辞儀をして感謝を示す。

「おう! そんじゃまた2週間後な」

ノーヴェさんと手を振って別れた後、早速図書館へと向けて歩き出す。その最中に通信端末を取り出して、中央図書館に寄り道してきます、という旨のメールをルーツィアへと送信。するとすぐに、迎えの連絡はまたちょうだい♪と返事がきました。

「覇王流ってどんな技があるのかな〜」

道すがらリオがそう漏らしました。イリュリア戦争時、私は前線本部で敵味方構わず死体をマリアージュ化させていたので、覇王流の詳細はよく判っていないですし・・・。とここで、「あ、イクス」とフォルセティに呼ばれました。

「なんでしょう?」

「僕のオリジナルである魔神オーディン。その人はイクスや聖王女オリヴィエ、そして覇王クラウスと同じ時代に生きて、そして友人だった。だよね?」

「ええ、そうですよ。私は友人と呼べるかどうかは怪しいですが」

もう少し御三方と言葉を交わせれば良かったのですが、国がそれを許さず、私自身も積極性が無かったため、それは最後まで叶わなかった。唯一の救いは、オーディン様と僅かな時間ですが2人きりでお話できたこと。長い人生、それに比べて短い活動期間の中で、それは私の大切な思い出。

「残念ながら僕は引き継げなかったけど、セインテスト家の人間には複製ってスキルが代々引き継がれていくみたいなんだ。初代から当代のお父さんまでに複製されてきたスキルなどを全部扱
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