暁 〜小説投稿サイト〜
エロゲー世界に神様転生って勝ち組じゃないのか?
幕間21 オフランス王女は男の娘アイドルの夢を見るか
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ガスカルから占領から解放された惑星パリに戻って来たんだ。

ロンドンに連れて行って一緒に日本まで来て欲しいなんて言えない。
特命全権大使としての安全保証は100%ではないし、
なにより結婚を申し込むとかならともかく
セックスフレンドの一人として連れて帰るなんて相手に失礼だろう。

暫く余韻に浸って互いに動かない。
次の選曲(プレイスタイル)を考えながらも、
次は何曲目(プレイ回数)かなんて考えないことした。

「そんなに、イきたいなら、何度でもイカせてやる……っ!」

ロンドンの外交会議で日英米の講和が実現すれば、
第二次世界大戦は事実上の終結だ。
冷戦構造といえるような戦争状態に陥るかもしれないが……
ひとまずは戦火も落ち着いたと考えるべきあろう。

そうなれば婚約者の山下利古里と結婚し家庭を持つつもりだ。
夜の机上演習には励んだが、やぱり実践(子作り)もしたい。
福原いずみちゃんも利古里ちゃんとの初夜が終われば本番解禁だ。

そんな状態でオフランスに子供が生まれたら大変だろう。
利古里の性格から状況によっては離婚もありえるかもしれない。
ただ生まれたら生まれたなりの責任は取るつもりだ。
山下家には土下座、腹切り、寿司、天ぷら、どんな謝罪でもするつもりだ。

「はぁあっっ! だ、だめえぇっ、今、イッたばかりだからぁ」

「そりゃあ僕だって同じだ。男だって出したばかりは辛いんだぞ!
 子種だってありったけくれてやるさ!」

僕の方から腰を突き上げただけが、シャルロットもそれに合わせてくれた。
二人で、二人の意志で交わる。したいように、したいことをする。

プレイボーイのオフランス人は、
遊戯のセックスと愛情のセックスを区別して考える。
愛のある性交をラポールセックスという。

ラポールを日本語に訳せば「心が通い合っている」という意味になるだ。
ベルサイユ宮殿に朝が訪れたとしても、
互いに倒れるまで子作りセックスを続けるだろう。
それくらい僕らは互いを求めていた。

「はぁ、はぁっ……でも歌い続けるのは流石に疲れるな」

息を荒げる伏見を愛しそうに見つめるシャルロット。
その目には欲情とは違う慈愛が宿っていた。

「ふふ……っ、今のアキ様、とても可愛い顔してましたわ」

「お互い様だよ。シャルロットもとろけまくって
 はしたなくらい、いやらしい顔してるよ」

いつもの伏見なら可愛いと言われれば負の感情を頂くはずだがそんなこともない。
二人はお互いだけが知るヒミツを打ち明けあった関係だからだ。

ちょっとした一言、二言を交わすだけで、
伝えたかったことが十分に理解されているように感じる。

この時間が愛しくてたまらない。
時が止まってしまえば
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