幕間21 オフランス王女は男の娘アイドルの夢を見るか
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め過ぎだ。
このままでは短い曲で終わってしまう。
「もっとゆっくり楽しんでもいいだろ。出してしまうぞ、っ」
また、シャルロットが笑った。笑顔が多くて良いことだと純粋に思える。
「こらっ! 人の話、聞いて――」
喘ぎ声をあげながら腰を振るうシャルロット。
相づちや表情に変化があるから僕の話はもちろん聞いているだろう。
けど今のシャルロットは聞いておきながらこういうことしてくる。
アイドルとの逢瀬を楽しむ、ひとりの女性ファンだ。
「はぁ、はぁっ。ゆっくりなんて、できませんわ……」
大人しいと思っていたけど夜のオフランス淑女は大胆に化ける。
「それにしたって、もっと加減ってものが……!」
ああ、やばい。出る、出してしまう。
ファンに夢を与えるアイドルが、ファンより先に果ててしまう。
握っていた手を離し、自ら胸を愛撫して淫らに腰を振るう
シャルロットもイキそうなているが……果たしてどちらが先か。
ゲッベルスPに馬鹿にされると思ってなんとなく癪に障る。
アイドルとしての意地もあるので、ぐっと我慢するが……。
「も、もうやばい……シャルロット、出そうだ」
「そう、っ。いいわよ、出しても……
私アキ様だったら赤ちゃんができちゃっても平気……?」
そう。紳士淑女の嗜みデキナールによる避妊はしていない。
一夜限りの夢の証が、結晶として残るのかは未知数だ。
ただのセックスではなく、子作りを孕んだセックスだということが……
アイドルとファン、二人のイケナイ関係をさらに燃え上がらせている。
「できたら、ちゃんと教えろよ……っ!」
満州映画協会のシャーリー・アキ宛てにはなるが連絡先は教えてある。
シャルロットがイけるように僕も動きを合わせる。
すると、より一層の大きな声で喘いだ。
「はぁんんっっ! あぁ、だめぇええっっ」
「っくううぅうううぅっっ!!」
――どびゅるううっっ、びゅっ、びゅくううっ!
射精により精子が避妊のなされてない膣内に吐き出される。
シャルロットもイってるように見えるが、本当は分からない。
アイドルになってからは男も女も随分と演技派だと分かったからだ。
「はぁ、あぁ……ふふ、アキ様……同時にイケたの。嬉しい?」
けどシャルロットが口に出した言葉を本心ではないと疑うほどスレてはいない。
「焦りすぎだよ……まだまだ夜は長い」
シャルロットの気持ちも分かる。
明日にはエイリス帝国の艦隊がパリ星域に到着するという。
そうなればシャルロットとはお別れだ。
転生者に過ぎない僕でも大日本帝国への郷土愛はある。
前世も日本人だったが、大日本帝国と日本を同じと言ったら殺されるだろう。
せっかく惑星マダ
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