第六千八百一話 諸国漫遊は
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第六千八百一話 諸国漫遊は
水戸藩と聞いてタイは日本にこのことも尋ねました。
「そういえば水戸藩といえば黄門様ですね」
「時代劇の」
「はい、あの人ですよね」
「あの人は実在人物ですが」
本当におられた人なのは間違いありません。
「ですが」
「ですがといいますと」
「諸国漫遊はしていませんでした」
時代劇にある様なです。
「家臣の方が歴史の事実を調べに日本全土を回っておられましたが」
「ご本人はですか」
「そうしたことはされていません」
そうだったというのです。
「基本江戸におられました」
「参勤交代で」
「水戸藩は江戸に近かったこともあり幕府に持ち掛けられまして」
そのお話を言ったのは会津藩の初代藩主である松平正之さんでした。この人は名君としても大老としても有名です。
「ずっと江戸におられました」
「そうだったのですね」
それで諸国漫遊はしていませんでした、歴史の意外な事実です。
第六千八百一話 完
2018・1・19
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