エピローグと真相
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の秘密を解析して、艦娘の強化とかに利用しようとしてるみたいなんだけどね?大分イカれてきてるよ。このままじゃあその内この鎮守府は破綻しちゃうね、ウン」
とんでもない事実を平然と、せんべいをモシャモシャしながら言ってしまう辺り、猫吊るしのこの作品での扱いが解ろうという物である。
「でもまぁ、パラレル・ワールドの1つが消滅した所でほとんど他の世界にも影響は無いよ。そもそも艦娘や深海棲艦だって、存在としてはよく似ててもその発生の仕方や進化の仕方は全くの別物、と言っても過言じゃない。この世界で提督さんが真実に辿り着こうが、他の世界には何ら影響が無いんだよねぇ……実の所」
そう言ってせんべいを完食した猫吊るしは、茶をズルズルと啜る。
「しかしまぁ、色んな世界との繋がりを持ちやすい体質ってものも困ったもんでさぁ?ここの提督さん、というか『提督はBarにいる。』の提督さんて人気者過ぎて色んな世界とごっちゃになっちゃってて……世界の管理人やらされてるこっちの身にもなって欲しいんだよねぇホント」
と、愚痴をこぼし始めた所で猫吊るしのポケットから携帯の着メロが流れる。
「あ、もっしー?あぁ、うん……え、また別の世界とリンク繋がっちゃったの!?うえ〜、マジで〜?あ〜、でもアタシ行かないとそりゃ片付かないかぁ。うんわかった〜、今行くー」
そう言って電話を切った猫吊るしは、取り出していたちゃぶ台セットをいきなり異空間らしき場所に放り込んだ。
「いやーゴメンね?急に仕事入っちゃった。まぁ本編にはこの話は全く影響が無い、って事だけ読者の皆には理解して貰えればいいよ。んじゃね!」
そう言い残して、猫吊るしは瞬間移動でもしたかのように消え去った。これは、もしかしたら訪れていたかも知れない可能性の物語。もしくは、様々な選択肢の中から生まれたよく似た世界の物語である。
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