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転生とらぶる
ペルソナ3
1938話
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辺は任せる。死神が今までエントランスに出てきたのは1度だけというのもあるから、出てくる可能性は決して高い訳じゃないだろうし」

 もっとも、今まで桐条達だけで死神と遭遇した事はなく、これまでに出てきたのは全て俺のいる場所にだ。
 となると、死神が出てくるのは俺のいる場所という可能性が高い訳なのだが……
 その辺、どうなるんだろうな。
 ここで派手な戦闘をすれば出てきてもおかしくはないが、以前順平と模擬戦をやった時は出てくる様子がなかった。
 その辺りのランダム性とでも言うべきものが、面倒な感じではある。

「うむ。しっかり理事長には伝えておこう」

 幾月がどう判断するのか、少し楽しみではあるな。
 どうしても人間的に好きになれない幾月だが、それは向こうも知っているのか、俺が寮に行った時は大抵いない。
 勿論俺と顔を合わせたくないから……という単純な理由でそんな態度を取っているのかどうかは、分からないが。

「じゃあ、他に何か用事がないようなら、俺はそろそろ帰ろうと思うが……そっちはどうする? 何なら送っていっても構わないけど」
「助かる」

 このタルタロスがあるのは、月光館学園。
 そして桐条達の寮は巌戸台分寮。
 今は影時間。
 これらの事を考えると、これから寮まで移動するというのは、かなり面倒に感じるのは当然だった。
 ましてや、順平と有里の2人は、相応に消耗しているし。
 実際、その2人は俺に助かったといった視線を向けている。
 そんな訳で、俺は影のゲートで全員を送っていくのだった。
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