157部分:第十三話 運命の告白その一
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か」
こう長兄に話すのだった。
「これは少し否定的な考えでしょうか」
「そうかも知れないな」
それは否定だとだ。義愛も話した。だが、だった。
彼もまただった。ここで言い加えたのだった。次弟と同じくだ。
「しかしそれはだ」
「それはですか」
「邪なものとだけは限らないのかもな」
己の言葉を変えもしてきた。否定的なものからだ。
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