炎竜王
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ぽかったのでレビィさんが苦笑いしている。だが、すぐにエルザさんはキリッとした顔つきになる。
「ならば話が早い。黒魔術教団の浄化作戦を止めたのは我々だ。いや・・・もっと言えば」
「わかってるよ」
皆まで言うなと彼女のことを遮るガジルさん。その表情は不満げにも見てとれるが、後ろにいるリリーは笑っている。
「グレイのおかげで俺たちもここまで来れた。感謝している」
「しかし迷惑かけたことに変わりねぇ。すまなかった」
「ジュビアは・・・グレイ様が無事ならそれでいいです」
「私もまんまと騙されたよ・・・」
「お前はもう少し変装に気を遣わねーとバレバレだぞ」
「えー、バレてたの〜?」
何やら盛り上っている皆さん。でも、それに全く付いていけないものたちもいるもので・・・
「えーと・・・話が見えないんですけど・・・」
「何の話をしてるんですか?」
「何でエルザまでいるの?」
「てかそもそもあの人たち誰だったの〜?」
事情を全く知らない俺たちは何が何だかわからず問いかける。でも、皆さんそれよりも仲間たちとの再会の方が重要なので説明を後回しにされてしまった。
「とにかく街は守られた」
「まさかみんなに助けられるとはね」
「ケッ」
評議員として感謝の意を述べるリリーとレビィさん。ガジルさんはいいところを取られたからかかなり不満げだ。
「俺たちが揃えば無敵!!」
「またみんなで一緒に戦えるなんて・・・」
得意気なナツさんと今まで寂しい想いをしたせいか1番楽しそうな表情を見せるジュビアさん。
「少し大きくなったか?シリル、ウェンディ」
「いいえ、全然変わってません」
「なんで嬉しそうに言うんだよ」
グレイさんは俺たちのことを見てそう言い、ウェンディはなぜかそれに笑顔で答え、俺はちょっと苦笑いするしかない。
「なんかギルドにいるみたいだね」
「このメンツが揃うとね」
「すごい楽しいね!!」
エクシードたちも皆が揃ってワイワイしているのが非常に嬉しかったようでなんだか楽しそうだ。
「こーゆーの久しぶりだなぁ」
しみじみとした雰囲気で柔らかな表情を浮かべるルーシィさん。すると、エルザさんが刀を掲げる。
「さぁ、私たちの勝利だ!!勝鬨を上げろ!!」
「「「「「オオーッ!!」」」」」
拳を突き上げ勝利の喜びをみんなで分かち合う。なんか本当に1年前に戻ったみたいで、心が踊る。
「ん?」
ようやく落ち着いてきたかと思ったその時、グレイさんが何かに気が付いた。
「お前、セイバーのとこのフロッシュじゃねーか」
「ブローもそうもう」
そこにいたのはローグさんの相棒のフロッシュ。そういえばナツさんたちセイバーに行くって言って
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