炎竜王
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うやら悪いやつらを捉えようとしているようだし、ここはでしゃばらない方がいいか?
「レビィちゃん!!」
「ルーちゃん!?」
一方その中でギルドにいた頃から仲の良かったルーシィさんとレビィさんが再会を果たしていた。するとそこに仕事を終えたナツさんがやって来る。
「レビィとリリーか!!」
「ナツ!!」
「久しいな」
ギルド復活を目指している彼からすればまたかつての仲間にこうして会えたことは喜ばしいこと。それは彼女たちも同じようで笑みが溢れている。
「ギヒ」
「・・・と、ガジルに似た人?」
「ケンカ売ってんのかコノヤロウ!!」
「いやー、あのガジルさんが評議員のわけねぇし」
ナツさんのボケに思わず吹き出す俺とセシリー。まさかそんなボケがこのタイミングで出てくるとは・・・いや、彼の気持ちはわからなくはないけどさ。
「食いぶちを探してる時木のじーさんに誘われてな」
「ウォーロッドさんだ」
今は聖十大魔道が評議院を運営しているから、その時に誘われたってことかな?ガジルさんはそれで勢い付いたのかナツさんを指差す。
「こうしてギルドの上に立つことになった。ちなみにお前も逮捕だ火竜。『目つきが悪い罪』でなぁ」
どんな罪だよ!?と突っ込もうとしたところ、彼の暴走は止まらず他の者にも影響を与える。
「お前は『格好がエロイ罪』で逮捕」
「な/////」
「ジュビアは『じとじと罪』で逮捕」
「じとじと?」
「お前は『魚食いすぎ罪』」
「おいしさは罪だったのか」
「お前は『男か女かわからない罪』で逮捕」
「職権乱用だぁ!!」
「お前はなんか・・・その存在が何となく逮捕だ」
「え?何ですかソレ」
とばっちりを受けたルーシィさん、ジュビアさん、ハッピー、俺、ウェンディは目を丸くしている。てかウェンディの罪があまりにも適当すぎてちょっと草生える。
「お前は・・・言わなくてもわかるよな?グレイ。俺ぁ甘くはねぇぞ」
グレイさんに何やら敵対心を持っている様子のガジルさん。するとその後ろから緋色の髪の女性が彼の頭部を殴った。
「エルザ!!」
「エルザがいたー!!」
「機嫌悪そうだよー!!」
エルザさんの登場にルーシィさんは嬉しそうな顔をして、ナツさんと破天荒は恐怖を和らげるためか抱き合っている。
「貴様・・・ガジルに似てるくせに随分と調子に乗ってるな」
「俺はガジルだ!!本物のな!!」
「いや・・・あのガジルさんが評議員のわけなかろう」
なんかデジャブに襲われている俺たち。ここで黙って見ていたリリーが助け船を出す。
「実は本物のガジルだ」
「「何!?」」
「本気で偽物だと思ってたの?」
エルザさんとナツさんの驚き方が本当っ
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