炎竜王
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まで痛みで汗が止まらなかったルーシィさんとハッピーの顔色が良くなった。
「状態異常解除、そして状態異常無効化付加。天空魔法に状態異常系の魔法は効きませんよ」
「よかったですね、ルーシィさん」
「何なのこの大軍・・・」
「怪しい人たちだね〜」
すっかり元気になった彼女たちの周りにやって来た俺たち。シャルルとセシリーも人型へと変化して戦闘準備は万全だ。
「シリル!?ウェンディ!?」
「何でここに!?」
「!!ルーシィ後ろ!!」
俺たちの登場に驚いているルーシィさんだがその後ろから自身の魔法を無効化された猫耳カチューシャの少女が襲い掛かる。
「わかってる。お腹の恨み・・・ルーシィパーンチ!!」
「ごぼっ」
牛の模様がついた水着のような格好のルーシィさん。そんな彼女の拳は少女の腹部を完璧に捉えた。
「お・・・おおお・・・おじい様・・・」
そのまま音を立てて地に伏す少女。
「すごいです、ルーシィさん!!」
「いや・・・すごかったけども」
「ネーミングがね〜・・・」
「ルーシィパンチって・・・」
「いや〜、ウェンディがいなかったらヤバかったかも・・・」
恥ずかしそうにしているルーシィさんだが、ハッピーはそれよりも気になることがあるらしく・・・
「それより何でここにいるの?」
「それは・・・」
ジュビアさんの看病を任されていたはずなのにこんなところにやって来ているのはどうにも申し訳なさを感じたのか目を逸らすウェンディ。仕方ないので俺が説明する。
「グレイさんと以前あったからそれを手掛かりに探そうとしたら・・・」
「グレイくんの匂いがしてね〜」
「それをジュビアさんが追い掛けてここに来たのよ」
簡潔に説明するとルーシィさんは安堵したような表情を見せる。
「じゃー元気になったんだね、ジュビア」
「一応ですが・・・」
「ウェンディのおかげね」
「いえ・・・」
「よかったー」
ジュビアさんも元気になったしグレイさんも見つかったし問題解決!!と言いたいけど、そうは問屋が卸さない。
「Mo!!敵はまだまだいますぞ!!油断なさるな!!」
「「はい!!」」
タウロスさんのその言葉で現状を思い出す。敵の大軍を一掃しなければならないこの状況、やるべきことはこれでしょ。
俺とウェンディはそれぞれ魔力を高めドラゴンフォースを解放する。
「天竜の波颪!!」
「水竜の翼撃!!」
「ドラゴンフォース!?」
魔力が段違いに上がった俺たちに驚きを隠せないルーシィさん。でも、それは俺たちも同じだよ、ルーシィさんもすごい魔力上がってるもん。
「私たちも鍛え治したのよ!!」
「すごいでしょ〜!!」
蹴
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