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仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット
第6話「プレーヤーVSゲームマスター」
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者で、あの時病室を訪ねてきた黎斗は知っているはずだ。」
「ええ、懐かしい話ですね。」
「そして俺は電脳救命センターの機材開発の仕事に入り、奴らに協力していた。だがグラファイトとの戦いに敗れ、不安定なガシャットに手を出したことで、花家先生は医学界から追放された。記憶に新しいだろう。」
「そんな話もありましたね。」
「俺達は、奴らに見切りをつけて独自でバグスターを滅ぼす研究をし、その最中でバグスターと直接戦闘できるようにゲームを作って資金とデータを集めていた。」
「しかし、先輩が使っているゲームは、私が見たこともない物ばかりだ。本当に販売したのですか?」
「やはり、そういった方面は見ていなかったか。」
「そういった方面?」
「ああ、俺達はコミケで販売していた。サークル名は、『バグスターウイルス研究所』と名乗ってな。最初に作ったカードゲーム、『ジョーカーズストライク』は大好評だった。そうして、2年が経つ頃にはシャッター際を陣取れる大型サークルになっていた。それから、俺達が扱っているのはガシャットでは無い。このドーズフロップを使っている。」
プロットはトゥルーアドベンチャーのドーズフロップを黎斗に見せる。
「まさか、こんなものが作られていたとは…しかし、何故先輩のシステムで私が作ったゲームエリアに入れ、エナジーアイテムを使用出来るのですか?」
「その質問をしてくれたか。あれを見てくれ。」
プロットが指を指した方向に黎が目を向けると、パソコンに繋がれたガシャットホルダーに紫色のガシャットが刺さっていた。
「あれはなんだ!?」
「あれは買った市販の仮面ライダークロニクルを分解してバグスターを取り除き、オンラインで常に仮面ライダークロニクルに参戦出来るように作り替えたクロニクルフェイクだ。」
「クロニクルガシャットを、改造しただと?」
「ああ。仮面ライダークロニクルを終わらせる為には、参加しないといけない。しかし、俺達から被害者を出すわけにはいかない。そこで、俺達は仮面ライダークロニクルをひとつのアカウントに作り替えた。」
「仮面ライダークロニクルを、アカウントに?」
「ああ。俺達はライドプレイヤー兼仮面ライダープロットとして仮面ライダークロニクルに参加し、中級までの全てのバグスターの撃破の証を手に入れた。後は、上級だけだ。」
「既にCRのメンバーと同じ位置にいるとは、流石は先輩ですね。」
「黎斗に褒められても嬉しくねえよ。それから、黎斗に渡したいものがあるんだ。」
プロットが話していると、
「プロット、本当に渡すのか?」
レイズが不安そうにプロットに話す。
「ああ。必要なデータは揃っているんだ。別に構わない。」
レイズの言葉にプロットが返答すると、プロットはスーツのポケットから一本のガシャットを取り出す。
「先輩、その
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