21ゲキ・ガンガー
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までもなく始末される。
「「「俺達の、熱い怒りを知れ〜〜っ!」」」
適当に用意された敵は、どんな攻撃をしてもゲキガンガーの掌底一本とマントで防がれ、片手を振り払っただけで多数の敵が爆散した。
「凄ぇ」
瀕死の三郎太君感涙して号泣、秋山でさえ熱い涙を流して奇跡に感動した。
「行くぞ、まだ母艦は健在で、沈められた旗艦の代わりをしている、仲間を助けに行くぞ」
「「おおっ」」
もう三人の脳内ではゲキガンガーの主題歌が無限ループ、全員三番まで歌唱可能で掛け声や擬音まで完コピできるが、著作権的にJASRAC地獄に嵌められないように脳内で歌唱する。
「「「ゲキガン、フレアー!」」」
もう3つの心が一つになっているので、出す技まで了解を得ずにユニゾン。
ゲキガンガーなら短距離跳躍ではなく連続跳躍空間飛行が可能なので、一直線に敵艦隊に飛び込み、鉄神魔神電神にしか沈められなかった大型艦を襲う。
「「「行けーーーーっ!」」」
跳躍空間を通過するが、敵艦の中央に突貫すると、艦が2つに裂けて爆沈した。
鉄甲艦同士の殴り合いで、砲力より装甲が厚いので沈まなかった船が、紙切れのように裂かれて沈んだ。
「凄え、さすがゲキガンフレアーだ」
もう涙で前が見えない三郎太。
「俺は、今この瞬間のために生まれて来た」
秋山も目の幅もあるような、熱い涙を流して感激していた。
その状況は、優人部隊艦、旗艦代行艦でも観測された。
「あれこそが女神様の導きによる奇跡。設計上にすら存在しない熱血合体」
草壁でさえ悔い改めたのか、存在するはずがないゲキガンガーの勇姿を確認して泣いた。
「おお、ついにやったか、戦友ども」
どうにか母艦に帰投して、九十九を医務室に放り込めた元一郎も号泣。
「俺は夢を見ているのか? ああ、これが熱血合体。これこそが女神様から賜われた奇跡の力…」
気付け薬で意識を取戻した九十九も、命を賭けた三人の行動に涙して、物理法則さえ超えた奇跡に感動していた。
物量、弾薬料、艦船の数、全てで上回っていたはずの地球艦隊、火星駐留部隊は、ゲキガンガー1機の存在により壊滅させられた。
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