お約束は守るべきもの
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後
「ひろし!」
「卓郎!」
ドアを開けてきたのは卓郎だった。
「おい、お前ももう見たか?あの化け物」
「ええ。俄かに信じ難いですが、こんなところに気色悪く、頭が悪い、不潔の化け物がいるとは…」
「しかもあいつ、変態とかストーカー、ホモなど様々な種類がいるらしいぜ」
「気持ち悪いですね。こんなところさっさと出ましょう。それか、破壊しましょう」
「そうだな。俺は辺りを見てくる。それじゃあな」
「また後で」
卓郎はドアを開け、どこかへと去って行った。ひろしは目の前のドアを開ける。それは、ただドアノブが付いてるたけの意味のないドアだった。
「阿呆すぎて笑えます。ひとまず持って行くことにしましょう」
ひろしは+ドライバーでドアノブを外し、そして部屋を出た。ひろしから出て右を確認してみることにした。
「寝室はここだったんですね」
「それにしても奥のベッド怪しすぎです」
ひろしは奥のベッドを押した。すると、降りる場所があった。
「全く、落ちてこけて足をくじいたり、頭を打って死んだりしたらどうするんですか」
ひろしは穴のところを座り込んでからそっと飛び降りた。飛び降りたところには1台のグランドピアノがある。ピアノのドレミに血痕があった。
「血痕ですか。固まって取れなくなったりしたらどうするんですか。馬鹿なのですかあの青鬼は」
ひろしはハンカチに洗剤を付け、血痕を拭いた。すると、数字が941と書かれていた。
「941ですか」
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
「やぁひろしくん」
「『やぁ』じゃありませんよ。普通、謎を解いてから来るものですよ。お約束というものをあなたは知らないのですか」
「え、あっ…はい……すみません…」
「ひとまず待っていてもらいますよ。私が謎を解いて鍵を取るまでは」
「はい…」
ひろしはあんな奴のことを無視したつもりで謎を解く。
「ピアノの形をした奴ですね。えっと…これがこうなってこれをこうするから…1416ですね」
ひろしは1416と入力をする。そして、ガチャッと開き、そこには子供部屋の鍵があった。
「じゃあ取ったからk「だからお約束というものを知らないのですか」え、待ったのに」
「私はここは謎解いて、物を取ってからと言いました。そして、また行うんですか?何、考えてるんです。そこはあえて襲わないのが普通ですよ」
「そんなこと知るかぁー!!」
青鬼は頭の中がパンクして、どこかへと逃げて行った。
「さてと…あんなホモのような奴はスルーして、子供部屋の鍵を差しに行きましょう」
ひろしは扉を開けた。そこは、あの2Fの左下の部屋だった。
「開けられるとしたらここですね」
ひろしは左上のドアに鍵を差し込みに行
[8]前話 前書き [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ