ペルソナ3
1936話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
月光館学園を代表する美人が2人いるのに、そんな2人に恋愛対象として見られていないのは……ちょっと哀れな気がする。
そう言えば、図書委員に年上の美人がいるって話を聞いた事があったけど……いや、順平が図書室になんか行ったりする筈がないか。
「お待たせしました。ハンバーグステーキセットとフライドチキン、ケーキセットになります」
そう言いながら、ウェイトレスはハンバーグステーキと焼きたてのパン、コーンスープを俺の前に置き、フライドチキンを順平の前に、チーズケーキと紅茶をゆかりの前に置く。
月光館学園から比較的近くにあるこのファミレスは、当然のように学生をターゲットにした店となっている。
その分値段は若干安めで……代わりに、料理の味もそれなりといった店だ。
ただ、食えない程に不味いって訳じゃないし、俺も食うのは好きだが、舌に合わなければテーブルをひっくり返すといった真似をする訳でもない。
取りあえず出てくる料理はそれなりの味だし、特に不満はない。
「うわ、お前達結構リッチだな」
羨ましそうに、友近が俺の方を見てくる。
実際、俺達は金に困っている訳ではない。
少なくても、俺とゆかりはいらないマジックアイテムの類を桐条グループに売る事によって得た金でそれなりの収入になっている。
順平の場合は……影時間に桐条の指揮下で働いている事により、給料を貰っているのだろう。
言うなれば、バイトの傭兵といったところか?
そんな俺達に比べると、友近は当然のようにそこまで金はなく……
「ホットドッグとなります」
ウェイトレスが、友近の前にホットドッグをそっと置くのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ