暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第23話 もうひとつの決戦、始まります!
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になんの話がある?』
「あんたと──取り引きしたい」


―○●○―


 イッセーがグレイフィアさんからもらった魔方陣による転移の光が止み、周囲を見渡してみると、そこは広い廊下であった。壁には蝋燭らしきものが奥まで並んでおり、巨大な肖像画がかけられていた。
 廊下の先を見渡すと、かなり大きい扉が見えた。扉の前には衛兵と思しき男が三人いた。

「あの扉の先だな」
「らしいな」

 扉に向かって歩いている中、俺は隣にいるイッセーに言う。

「イッセー。邪魔する奴らは俺たちが引き受ける。だからおまえは、余計なことは考えず、あの焼き鳥をぶっ飛ばしてこい。そして、部長を奪い返してやれ」
「ああ! 頼むぜ、親友!」

 イッセーが拳を差し出してきたので、俺は自身の拳を当てた。
 そのタイミングで扉の前にいた衛兵の一人が尋ねてきた。

「招待客の方ですか? でしたら、招待状を──」

 ドゴンッ!

「がはぁぁっ!?」

 衛兵が言い切る前に、鳩尾に八極拳を叩き込んでやった。

「これが招待状だ」
「おいおい・・・・・・」

 俺の行いにイッセーは苦笑いを浮かべていた。

「何者だ貴様らは!?」
「返答次第では!?」

 衛兵達が手持ちの得物を構え、その切っ先をこちらに向けてきた。

「お勤めご苦労さま」
「俺たちは特別ゲストですよ」?

 とくに打ち合わせもしていないにも関わらず、俺とイッセーは息の合った言葉を告げる。

「「パーティーを派手に盛り上げるためのな!」」
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