第六千七百九十三話 紀元前のことは
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第六千七百九十三話 紀元前のことは
日本は皇紀を入れると紀元前から歴史がありますが日本自身にその頃の記憶があるのかといいますと。
「どうにも」
「ないのですか」
「はい、これが」
こうタイに答えます。
「古事記や日本書紀を読んで」
「それでそうだったのかとですか」
「想いますがどちらも神話です」
その世界のお話だというのです。
「神武帝の頃のことも」
「日本さんはですか」
「覚えていませんし」
そもそもというのです。
「最初の十代の頃の記憶は」
「日本さんもないですか」
「あやふやです」
そうした状況だというのです。
「どうにも」
「それがはっきりしてくるのは」
「より後です」
それからなのです、日本の歴史がはっきりしてくるのは。
第六千七百九十三話 完
2018・1・15
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