ペルソナ3
1935話
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者が多い。
「俺は山岸の件でちょっとしか江古田と関わらなかったが、そこまで嫌われるような奴だったのか?」
「……そうね。基本的に自分に何かの責任が来ないように、何でもかんでも生徒にやらせるような教師だって話しは聞いてるわ。他にも自分の点数を稼ぐ為に他人を踏みつけにしたとかなんとか。……それとこっちはあくまでも噂だけど、成績を盾にして生徒に身体を要求したとかなんとか」
まぁ、最後のはあくまでも悪意ある噂だけど、と告げるゆかり。
まぁ、江古田の性格を思えば、小悪党といった感じでしかない。
とてもではないが、生徒を脅迫して身体を要求するような度胸があるようには思えなかった。
勿論、それはあくまでも俺が見た限りの話であって、もしかしたら……本当にもしかしたら、そんな事をしていたという可能性も皆無ではないが。
「あ、順平、聞いたか!?」
再び聞こえてくる友近の声。
江古田が停職になったのが余程嬉しかったのか、教室に入ってきた順平と有里にさっき俺に話したのと同じ事を話していた。
「それで? あの手紙には結局返事をするの?」
「まだ、手紙の中身は読んでないんだけどな」
「靴箱の中に手紙があったんだから、その内容は考えるまでもないでしょ? それとも、実は決闘状だったとか、そういうオチだったりするの?」
……それは否定出来ないな。
もしくは、俺が気にくわない奴が告白するといって俺を呼び出して、それを笑いものにするとか。
もっとも、そんな真似をした相手には、相応の反撃をさせて貰うが。
「どうだろうな。ただ、まぁ……俺も殆ど知らない相手と付き合ったりとか、そういう事は考えてないな」
「ふ、ふーん。そう。殆ど知らない相手とは付き合えないって事は、知ってる相手とは付き合えるんだ?」
「どうだろうな。その可能性は否定しない……とだけ言っておくか」
そんな風に話していると、ようやくゆかりの機嫌は直ったのだった。
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