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フルメタル・アクションヒーローズ
第7話 緊急事態
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、ちゃんと見張りをしているとは期待していなかった。それにEクラスの不良による犯行だったとすれば、何か情報が得られるかも知れないと見たからだ。

「なぁにビビってんだよ。どうせあの部外者の女に二台握らせて、私がやりましたって言わせたら全部丸く収まるんだ。……それによ、へへ。うまくすりゃ、俺達もお零れに預かれるかも知れねぇんだぜ。見たか? あの両手に収まりきらねぇ胸!」
「あ、ああ。し、尻もすげぇもんだったしな……」
「倉知さんも間山さんも、どえらい上玉捕まえてきたもんだよなぁ。あれで中三ってのが信じられねぇ。今頃、ヒィヒィ言ってるんだろうぜ」

 聞くに、堪えない。拳を震わせ、鋭い目つきで彼らの背中を射抜いた和士は――敢えて冷静な声で、彼らに問いかける。
 その身に纏う殺気に気づき、彼らが振り返ったのは――その直前のことだった。

「ん……!? お、お前っ!?」
「な、なんでAクラスのこいつがこんなところにっ!?」

「――その話。俺も混ぜてもらおうか」

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