随筆七:先に出来た人を待たす訳にはゆきませんから!
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・」
七夏「そんな・・・」
心桜「でも、その教師の教育方針がそれなら、そうなるよね・・・間引かれ教育とか?」
笹夜「つまり、その教師の世界は、自分には適合していないという事になるのかしら?」
心桜「だね・・・だけど、そこをなんとかするのが、あたしたちなんだよ!」
七夏「はいっ!」
笹夜「なんとか・・・してあげたいですけど・・・」
心桜「そうかっ!!」
七夏「どしたの!?」
心桜「先に出来た人を待たす訳にはゆかないって事はさぁ・・・」
七夏「はい」
心桜「先に出来ても休憩すら貰えず、次々と課題を積み重ねられるだけにならない?」
笹夜「そう・・・なりますね」
心桜「って事なら、一生懸命物事をこなそうとしなくなる・・・賢い人ほどそうなると思うなぁ」
七夏「なるほど☆」
心桜「従って『ダメ人間を増やす教育方針だねっ!!!』これでどうだぁ〜!!!」
笹夜「ダメ人間って・・・心桜さんっ!」
心桜「だってさあ、行っても行っても次々と課題を積まれる状況が続くと、どうなるか考えるまでもないでしょ!?」
笹夜「まあ、確かにそうですけど、何事も『ほどほど』が大切ですね♪」
心桜「結局、その言葉に尽きるよね!」
七夏「先に出来た人は、『復習しましょう』が、いいな☆」
心桜「ふっ復讐!?」
笹夜「心桜さん『復習』です!?」
心桜「え!? その違い分かんないんですけど!」
笹夜「七夏ちゃんの言葉ですよ!?」
心桜「あははっ! 分かってますって!」
七夏「お便りの人も、先に出来なくても、頑張っていれば、いずれ良いことがあると思います☆ どうしてもダメなら、ここちゃーの話してた内容で相談してみるといいかもです☆」
心桜「そだねー。先に出来た人は、まだ出来ていない人の事を考える気配りを養う機会だと心得よ!」
笹夜「人間、得て不得手があります。お便りの人もきっと他の人よりも得意な事があるはずです♪ そんな時、お便りの人はきっとまだ出来ていない人の事を気遣える心が芽生えると思います。『先に出来た人を待たせない教育』から反面教師的に芽生えたのが優しい心なら、このような教育方針も無意味ではなさそうですね♪」
心桜「笹夜先輩・・・遠まわしな皮肉ですねー」
笹夜「そ、そうかしら? すみません」
心桜「いやいや、まとめてくださって、ありがとうございます! つっちゃーもねっ!」
七夏「はい☆」
心桜「という事で、あたしたちの考え方はこんな感じです! あくまでも回答ではなく、助言ですので、ご参考程度に!」
七夏「お便り、ありがとうございました☆」
笹夜「頑張ってくださいね♪ モンキーミミさん♪」
心桜「モンキーミミ!! そうだったっ!!」
七夏「え!?」
心桜「・・・いや、なんでもないっ!」
随筆七 完
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