第七章 C.D.の計略
ディライン その在り方
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ば、その名は永劫に紡がれる!!」
だから彼女が選ばれた。
悪の心なき、純粋な少女よ。
貴様のような存在だからこそ。
我々とっておぞましき正義の心を持つ少女よ。
そこから生まれ出でたる悪は、滅びること無き存在となろう。
「だから、私は、作り上げたのだ」
「貴様・・・・」
「大首領。あなたの言葉には大いにヒントをいただきましたよ」
「貴様!!!」
ディラインと三人のライダーの激闘の轟音を背景に、士が詰め寄って老人の襟を締め上げた。
だが、触れてわかった。
この男は、すでに――――――
「ガガッ・・・如何なるショッカーもホロビタ!!私ダケガ残ッタ!!ワタシハ存続人。アットウテキナデータベースにササエラレシ、しょっかーノズノウ!!」
「ロボット・・・人格を植え込まれたアンドロイド・・・!!!」
「イイやダイシュリョウ!!ワタシハニンゲンサ。歴史テキニ見テモ、コンナコトをスルノハ「ニンゲン」ダケサ!!!」
「ふざけるな!!!」
ガシャッ!!!
士が老博士―――ロボットを投げ捨てる。
そこに刻まれた人格が何かは知らない。
誰かなんてどうでもいい。
だが、そこにあるのは確かに存在した人間の「悪」だ。
「悪アッテコソノ、ヘイワヨ、セイギヨ、ソノヌクモリヨ。ワスレルナヨ。キサマラが私ヲ機械とイウナラバ・・・キサマラのショギョウハこの程度ではない」
「黙れ!」
ガツッ!!
士がライドブッカーを機械の頭部に突き立て沈黙させる。
そしてカードを取出し、ディライドへと向き直り、ディケイドライバーを起動させた。
「変身!!!」
無数のシルエットに包まれながら、ディケイドに変身した士が剣を振るって駆けだした。
対してディライドも、周囲にまとわりつく三人を圧倒的な力で蹴散らし、ディケイドへと向かっていった。
その姿を見ながら、機械音声が紡がれる。
「ハ・・メツ・・・が・・・チィ・・・カぁ・・・イぃぃぃ・・・・」
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《ATTCK RIDE―――CLOCK UP》
ディケイドが開口一番、クロックアップのカードを使用し高速移動に姿を消した。
周囲を駆けまわり翻弄し、背後から飛び掛かりながらライドブッカーを振り上げる。
ディライドの行動はノロい。
だがディケイドが飛び掛かり、地から足が離れ神津堂の変更ができなくなった瞬間に、ディライドの腕がディケイドの咆哮へと向けられた。
「あ!?」
ガッ!!と、首根っこを掴まれるデ
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