第七章 C.D.の計略
ディライン その在り方
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の近くには、フードをかぶった人影が一人。
そいつも驚いているような様子を見せていることから、そいつにとっても想定外の事らしい。
「チクショ。やっぱアーいうのはちゃんと爆発させないとダメか!!!」
「どうする士!?」
「どうするも何も、もう一回ブッ飛ばしに行くぞ!!夏海、鏡花を頼む!!」
崖から飛び降り、ディケイド、クウガ、ディエンドがディラインへと向かう。
すると、近くにいたフードの男が叫んできた。
「おぉ来たな!!てかお前がちゃんと倒さないからいけないんだぞコラ!!」
「お前!!お前にも話を聞かせてもらうぞ!!」
ディラインよりも、彼らの近くにいたフードの男。
その男に向かって、一足先にクウガが殴りかかった。
「いやいや俺はただの回収班!ってことで後は任せた。三十六計なんとやらだ!!」
「待て!!」
下がろうとする男。
だが、彼がその場からどのように去ろうとしたのかはわからない。
何故なら、暴走状態のようになったディラインが、その拳を大地に叩き付けると、バキバキバキと地面が盛り上がり、荒野の姿を途端に渓谷へと変えてしまったからだ。
その変貌の速度はすさまじく、まさしく天変地異と言わんばかりの物だった。
その変動に巻き込まれ、ディケイド、ディエンドはディラインを見失ってしまった。
クウガもまた、男を取り逃がしてしまったらしい。
あるところは隆起し、あるところは陥没し、あるところは割れている。
もはやめちゃくちゃだ。
二、三か所からは水脈を割ったのか、水が噴き出している。
「チッ・・・!!」
「まずいんじゃない?これ」
「絶対に逃がさないからな・・・・!!!」
拳を握り、すでに一つの狂気と化したディラインへと叫ぶディケイド。
しかし、その行き先は誰にもわからない。
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ってぇ・・・・
マジかよぉ・・・
マキシと言いディラインと言い、今回のグループヤバいんじゃねぇのか?
何とかあの場から脱したフードの男。
そんなことを独り言ちながら、手の平でそれを転がす。
「構わぬ。それぞれの成るように、成せばよい」
「お、ダンナ」
「各人が倒すのであれば、我が手を煩うこともなく」
「んで、そうじゃなくても旦那が倒すって?」
「しかり。その過程でライダーを倒すのであればまたそれも行幸であるがゆえに、な」
「ま、今回は・・・・これだけでも回収しておいたからいいとしますかね」
カラン、コロン、と、新た
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