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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
戦慄の魔獣
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地上に飛び降り。ゴウラムはそのまま魔獣の足元に飛来する。
そして、魔獣の片足に突撃し、その一撃を以ってなんと、魔獣の片足を浮かせるまでした。


片足立ちになる怪物。
そしてその片足のひざ裏に、キバーラの渾身の一撃が叩き込まれた。

キバーラの必殺技・ソニックスタッブが叩き込まれ、ガクンとバランスを崩して大地に倒れ込む魔獣。

その姿に、周辺の兵士たちは歓声に沸いた。


「「EARTH」だ!!!」

「仮面ライダーが応援に駆け付けてくれたぞ!!!」

「ライダー殿、かたじけない!!!」

周辺から声がし、ディケイドも地上に降り立ちビスコッティの砲撃隊を背に立つ。



魔獣が咆哮する。
自分の目の前に立つその戦士に対し。


そして、それにこたえるようにディケイドも叫んだ。

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えとけ!!」



そうして駆けだすディケイド。
デカい敵なら、それ相応の戦い方がある。


マシンディケイダーを呼び出し、それに跨って草原を駆ける。

怪物の振り下ろす棍棒を回避し、その衝撃で盛り上がる大地をジャンプ台にして飛び出した。
アタックライドで呼び出したG4の装備・ギガントミサイルを構え、次々に発射して怪物の胸元に攻撃を加えていった。


だが聞いていないのか、怪物は左手のコブで叩き潰そうと、外からの大ぶりでディケイドに襲い掛かる。
その一撃をマシンごとインビジブルのカードで離脱し、その場から消えるディケイド。

空振りした怪物は、後頭部に突っ込んできたゴウラムの一撃でつんのめり、何とか踏みとどまり振り返るも、今度は目元をキバーラの剣が切り裂いた。



目元をやられて頭を振る魔獣。
だが直後、自分の周辺に熱を感じた。

見ると、周囲360度―――どころではない。
ドーム状に自分を覆うように、ミサイルやビーム、砲撃が自分に向けられていた。

それを視認したのも一瞬だ。直後、そのすべてが自分に向かって突っ込んできた。



《ATTCK RIDE―――Clock Up》

アタックライドの効果が切れ、姿を現すディケイド。
一気にカードを使い、高速世界で動いた反動かフゥッ、と大きく息を切らす。


そして、これで決めると言わんばかりにケータッチを取出し、コンプリートフォームへと姿を変える。


「ユウスケ、行けるか!?」

「おう!!やってやるぜ!!!」

クウガゴウラムがライダーへと戻り、クウガがディケイドコンプリートフォームの効果によりライジングアルティメットへと強化変身。
両者ともに放つ必殺の一撃で焼き払おうとディケイドがカードを構えた。



だが


「ブロロロオロロロロロロロ
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