第七章 C.D.の計略
ディライン颯爽登場!!
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これまでの、仮面ライダーディケイドは―――――
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《FINAL ATTCK RIDE―――DE DE DE DECADE!》
「ハァッ!!」
「グェ!?!!」
街中で暴れた怪人。
種族的にはドーパントとされるそいつに対し、ディメンションキックをブチかまして沈黙させるディケイド。
ディケイドのパワーは様々な力に還元することが出来、それはWのメモリブレイクの力にも通じる。
よって必殺技を喰らったこの男は強制的に人間態に戻され、飛び出したメモリがバキンと音を立てて砕けた。
場所は、風都。
戦士のいなくなった、風の吹く空虚な街だ。
時はすでに10月。
夏は終わり、すでに秋から冬の様相が見えてくるころ。
Wがマキシに敗北してから、実に一か月が経過していた。
「で、なんで俺らが自警団に駆り出されんだよ」
「しょーがないだろ?Wの二人がいないんだから」
「ったく、あいつら・・・どこでさぼってやがる」
今、風都の犯罪はドーパントのみのものでは無くなっている。
そもそも世界が混じった時点でドーパントだけではなくなったのだが、やはり風都、ドーパント犯罪が多かった。
それがここにきて、様々種族による犯罪が一気に伸びてきたのだ。
具体的には、ヤミーによる犯罪が増えた。
付け加えるなら、少数だがゾディアーツも現れたとの報告がある。
だが
『財団X?あいつらは今風都に関心は無いようだが?』
国際警察に務める男はそう言う。
仮面ライダーフォーゼである如月弦太朗のの盟友、仮面ライダーメテオ・朔田流星によると、財団Xはこちらに手出しはしていないらしい。
と、なると
「マキシとかいう奴が風都でばら撒いてるってことか?」
元財団Xの研究員ならば、それくらいのことはやってのけるだろう。
そんなことを言いながら、一仕事終え、一杯のコーヒーを飲みながら仮面ライダーディケイド・門矢士が愚痴る。
場所は風都を離れ、光写眞館。
その内装はいつもと変わらない。
「なあ士」
「却下だ」
テーブルに相対して座るのは、「二人目」の仮面ライダークウガ・小野寺ユウスケ。
その言葉を、最初の発言だけで士はバッサリと斬った。
曰く、あれはあいつらが片を付けるヤマだ、とのこと。
「オレ達は繋ぎだ」
「あーそーですか」
少し不満そうに、しかし士の言うことは大体正しいと知っている彼はそれ以上言わない。
そこにこの写眞館の主・光栄次郎が、
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